この画像を見ていただきたい。外観はなんの変哲もないアパートだが、一歩足を踏み入れれば、木のぬくもりを感じる自然派の家そのもの!
岡山県にある建築家・和田優輝さんのご自宅だ。
ドアを開けると、ふわり木の香りに包まれた。あたりはやさしい光に満ちている。和田さんに案内されて室内へ。見ると、別室だった上下階の仕切りを払って吹き抜けにし、簀の子状のブリッジを渡している。それにより光を取り込み、元2階のベランダの使用が可能に。床の一部には段差をつくり、階段が急になることを防いでいる。なにより、お子さんの留依くんが体現しているように――段差を飛び越え、階段をよじ登り、ブリッジから手を振る――そう、この家は楽しいのだ。