翌日、ゆっくり目に起きて、レンジャーセンターに火事エリアの確認に行くと、偶然にもクミさんとワタナベさんの姿がありました。彼らも、もう一日マンモスレイクに宿泊することに決め、高額なホテルをやめて私の宿泊して
いるキャンプサイトを探していたそうです。
実は、マンモスレイクには、町中にキャンプサイトが2つありますが、ガイドブックには、公営のキャンプサイトしか記されていません。
私は、森林局の人からマンモスRVパークを勧められて泊まっていたので、この時出会わなければ、再会することは無かったのかもしれません。
この異国の地での、偶然の再会はもう一つの偶然の出会いを呼び込みました。
昨年、ニュージーランドのテアラロアの南島で出会った、日本人ハイカーの横井さんから突如メールがはいったのでした。フェイスブックの書き込みをみて私がマンモスレイクにいることを知り連絡をくれたのでした。彼は、私より10日程先にJMTを歩いていて、歩き終え交通の中継地点であるこの街に丁度やってきたとのこと。
マンモスレイクのRVパークに日本JMT人ハイカーがなんと4人。まさに、この街に滞在するのは出会うための運命だったのかもしれません。
次回につづく
Profile
斉藤正史 山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail