軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、日本に向かって爆走中!
蚊が多いけど、No problem!
軽自動車をキャンプ場に駐車し、タンザニア名物のサファリ・ツアーへ出かけます。
行き先は、
1, ベストセラー『野生のエルザ』の続編『永遠のエルザ』の舞台となったセレンゲティ国立公園
2, 野生動物が棲む巨大なクレーター、ンゴロンゴロ保全地区
3, タランギレ国立公園
4泊5日のツアー料金は、ひとり850US$。食事込みです。
ツアー中は、ガイドから支給されたテントに寝ます。「ここは蚊が多いから、テントの入り口はしっかりと閉めてください」
Yes!
でも、あれっ、ファスナーが壊れていて閉まりません。どれどれ……、本当だ、壊れてますねこれって顔したガイドですが、
「No problem!」
あ、でも、蚊が多いんですよね?
「No problem!」
蚊が……
「No problem!」
神様が適当にデザインしたのは……
おお、これが大自然というものか〜と大地を突き進むと、
お目にかかったのはシマウマ。
シマウマの縞模様は、肉食動物に見つからないようにしたカモフラージュだという説がありますが、絶対に違うと思います。誰よりも目立ってますから。そしてシマウマはでっぷりと太っていて、誰よりも美味しそうです。
逆に美味しくなさそうなのは、ヌー。
マサイの伝説では、アイデア不足に陥った神様が、その辺の動物を適当に寄せ集めてデザインしたのがヌー。美味しそうじゃないからたくさんいるんですかね?
サバンナでキリンに会ってみると、
高い木の葉を食べるために首が長くなったという説には、賛成しかねます。
食事しにくそうです。
カバを発見! カバは日差しを避けて日中は水のなかにいるので、歩いているカバは珍しいです。
ちなみにカバは泳げませんで、水の中では歩いています。
鉄壁な陣形を組む、象のフォーメーション。
なにやら悟ったような目をしていますが、
死ぬと、
歯ぎしりしていたりして……。
その象の糞を漁るのが、猿。
糞のなかの虫を食べています。そうとう美味しい虫がいるみたいで、無我夢中。
夜、蚊の侵入を防げないテントで寝ようとしたら、ガイドが
「ときどき、星がきれい〜とか言って外で寝る人がいるんですが、ハイエナに襲われます」「気をつけてくださいね〜」
って、ファスナーが壊れていて閉まらないんだけど!
次回もサファリツアーを紹介します。
木登りするチーター、草原を走るヒョウ、犬のように近寄ってくるライオン。
お腹いっぱい楽しめます!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。