最近流行しているのが“魅せる”キャンプスタイル。インスタグラム(Instagram)の影響もあって、キャンプサイトをカッコ良く仕上げてSNSで投稿。同じ趣味を持った人たちと交流し、コメントやいいねなどの反応を楽しむなど、キャンプの新しい楽しみ方としてとても人気です。
注目を集めているインスタグラマーさんほど、写真映えするサイトレイアウト・キャンプシーンのカットにこだわっています。そして公開された写真には、当然ゴミは写っていません。
野外生活でもあるキャンプはその場で生活するため、食事のゴミなどが必ずでます。では、なぜゴミが写らないかというと、ひとつは単純に「ゴミをフレームから外して写している(移動している)」こと。この方法は確実ですが、テントサイトで過ごすうえで、写真を撮る度に動かして…では非常に苦労しますし、正直めんどくさいもの。そこでオススメなのがアウトドア用のゴミ箱です。よくある、レジ袋や透明のゴミ袋を吊るすようなものではなく、オシャレなゴミ箱を使って“ゴミを隠す”のがベストです。
ゴミが見えない分、サイトで過ごしていても快適そのもの
とはいえ、自宅で使っているようなゴミ箱を持っていっても、アウトドアなテントサイトとはミスマッチ。そこでオススメしたいのがアウトドアメーカーが発売しているゴミ箱。メーカーによってさまざまですが、なかでも主張しすぎずに他のギアとも合わせやすい。それでいて使い勝手が良いスノーピーク(Snow Peak)の「ガビングスタンド」をご紹介します。
ガビングスタンドはショックコードを内蔵したフレーム、汚れや水に強いターポリン素材の生地でできており、組み立ても簡単です。セッティングしたら中にゴミ袋(ポリ袋)を吊り下げて使用します。
見た目は非常にシンプル。テントサイトでも主張せず、パッと見ではゴミ箱と気づかないほどです。スノーピークのロゴも小さく控えめ。よくあるような「CAN」「RECYCLE」など文字のあしらいもありません。
とくに秀逸なのが、巾着袋のようにゴミ箱の天面を閉じることができること。この仕様のおかげで、夜間にカラスや野生動物がゴミを荒らされにくくなります。逆にこの仕様がないと、寝る前にゴミをテント内などに片付けて…など、非常に手間。「お酒も飲んであとは寝るだけなのにゴミのお片付け(トホホ)」という状況から、開放されます。また、生ゴミのニオイを軽減したり、雨水が過度に入らないようにする際にも便利です。
収納時はフレームと生地を別々にして、付属の収納袋に入れるだけ。小さめのアウトドアチェアぐらいのコンパクトさなので、持ち運びも容易です。
テントサイトのゴミ問題を一気に解決するこのアイテム。「キャンプのきれいな写真が撮りたい!」と思っている人にこそ、おすすめできます。もちろん、「カラスや小動物対策にベストなゴミ箱を探していていた」という人にもぜひ。
SPEC:
サイズ:50×36×63(h)cm
重量:2.0kg
セット内容:スタンドフレーム、ガビングバッグ、収納ケース
仕様:材質:スタンドフレーム/アルミニウム合金・ナイロン、ガビングバッグ/ターポリン
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/キャンプ/フィールドギア/ガビングスタンド/p/ 126391
※構成、文、写真/早坂英之