エジプトが誇る感動の大自然!白砂漠で1泊2日のデジタルデトックス
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 海外の旅

    2022.07.07

    エジプトが誇る感動の大自然!白砂漠で1泊2日のデジタルデトックス

    日本の総面積の約2.7倍の大きさを誇る、アフリカの国・エジプト。

    この国は、約5,000年に及ぶ長い歴史によって育まれた多様な文化や宗教観、国内に点在する世界遺産など訪れる人々を魅了して止まない秘密がたくさん詰まった人気観光地です。

    そんなエジプトで圧倒的な知名度と人気を誇り、世界中から多くの観光客が訪れるのがギザの三大ピラミッドとスフィンクスです。

    正直、この世界遺産を一目見ようとエジプトへの旅行を決める方は少なくないと思いますし、私自身もそれがきっかけでこの素晴らしい地に足を踏み入れることを決めたうちの一人でもあります。

    最初は単純な理由で訪れたエジプトでしたが、旅すればする程その魅力に取り憑かれ、気が付けばアライバルビザで滞在可能な期間を過ぎていました。

    エジプトは自然好きが行き着く “壮大な自然の宝庫”

    1か月以上に及んだエジプト旅行でしたが、この体験を通じて「エジプトには日本ではなかなか訪れることの出来ないような大自然と多くの絶景スポットがある」と改めて実感しました。

    エジプトといえば黄金の砂漠をイメージする人が多いかもしれませんが、国土の北側は地中海、東部は紅海に面しており、人気のリゾート地としての一面も持ちます。透明度の高い海と色鮮やかなサンゴ礁はダイバーのあいだでも評判なのだそう。

    シナイ山

    また、旧約聖書にまつわる伝説が残るシナイ山や緑豊かなオアシスなど、魅力的なスポットも沢山あります。今回はエジプトで訪れたなかで最も印象に残っている「白砂漠」の魅力を皆さんにご紹介したいと思います。

    「白砂漠」ってどんなところ?

     

    「エジプトの自然」と聞いて何を思い浮かべますか?

    多くの人は”砂漠”と答えるのではないでしょうか。それもそのはず、エジプトの国土の約9割は砂漠が占めるとされています。

    それでは、”白砂漠”はいかがでしょうか。

    砂漠なのに、まるで真っ白な雪が積もったかのように見える不思議な光景。

    せっかくエジプトを訪れるのであれば、非日常的な絶景も堪能してみたいものですよね。

    周辺にはフォトジェニックな絶景スポットがいっぱい!

    白砂漠の周辺には様々な見どころがあります。

    どれも日本ではお目にかかれないような絶景ばかりで、考古学的なイメージが強いエジプトの印象が良い意味で覆されました。

    クリスタルマウンテン

    その名の通り、水晶が砂漠にゴロゴロと転がっているスポット。ここは砂丘全体がクリスタルで形成されているのだそう。

    こんなに美しい場所を土足で踏むだなんて、なんだか不思議な気分になりませんか。

     

    周辺を少しだけ散策してみると、ご覧のような大きな塊を発見しました。童心に返って楽しむ宝探しは、なんとなく夢心地。

    アガバト

    アラビア語で「困難」を意味する『アガバト』。遥か昔、先住民であるベドウィンがラクダで移動していた頃、この辺りを越えるのが最も難しかったことにちなんで名付けられたのだそう。

    実際にこの辺りは傾斜がキツく、クルマで下ってみるとアトラクションに乗っているかのような高揚感が味わえるんですよ。

    足元はふかふかなので転んでも大丈夫です。下り坂を全速で駆け下りる快感をぜひ体感してみてください!

    黒砂漠

    最後は、黒砂漠!色の黒さの正体は玄武岩に含まれている鉄分であるとされています。ツアーに参加して訪れる場合は、ガイドに「黒砂漠で一番高い山に行きたい」と頼んでみましょう。

    頂上からはご覧のような景色が一望できます。

    一番高いと言っても、片道20分もあれば頂上まで登れるほどの高さ。

    この辺りは、過去にNASAの月面着陸練習が行われたことがあるそうです。まさに現実離れした自然環境が味わえる絶景と呼ぶにふさわしい存在だと思います。

    白砂漠を訪れるなら現地ツアーが便利!

    ガイドと記念撮影

    白砂漠が位置するのは、首都・カイロから約370km離れたバフレイヤオアシスと、そこからさらに190km南西に進んだところにあるファラフラオアシスのちょうど中間地点にあたる場所です。

    観光拠点はBawiti(バウィーティー)

    白砂漠への観光拠点は、首都カイロから南西に370km離れたオアシスの町・Bawiti(バウィーティー)です。

    カイロからは公共バスもしくはタクシー(事前手配必須)を利用してアクセスするのが一般的。

    今回の旅行でお世話になったのは、ベドウィンと呼ばれる砂漠の先住民族出身のツアーガイドMohammed(モハメド)さん。英語はもちろん、簡単な日本語も話せる親日かつフレンドリーな方です。

    Photo by Mohammed Khozam

    プライベートツアーは首都カイロなどお好きな地域から手配することができます。

    ちなみに2022年4月に再訪問した際はカイロから片道75ドルでプライベートの送迎車を用意して下さいました。

    現地ツアーは1泊2日または2泊3日がスタンダード

    白砂漠のツアーは1泊2日または2泊3日の日程で催行しています。

    ツアー日数によって訪れる観光スポットの数が異なりますが、小さいお子さま連れや長時間のクルマ移動が苦手な方には2泊以上かけてゆっくりと観光されることをおすすめします。

    べドゥインが作る!エジプト家庭料理を堪能

    白砂漠ツアーでの昼食の様子。

    ツアーに参加するうえで心配となるのがパッケージに含まれる食事の内容です。

    値段が安すぎるツアーに参加すると食事の種類や量そのものが乏しかったり、不衛生で手をつけることが出来なかったり。そんなことがあると、せっかくの旅行が台無しですよね。

    私が参加した1泊2日のツアーには、朝から晩まで3食しっかりとした食事が含まれていました。お料理はすべてモハメドさんの手作り、いわゆるエジプトの家庭的です。特に「砂漠×焚き火」という最強なシチュエーションで楽しむBBQは最高でした!

    大自然に囲まれてデジタルデトックス

     

    私自身、これまでに様々な国や都市を訪れてきましたが、このツアーで訪れたスポットはどれも「こんな素敵な場所があるなら、もっと早く訪れておけばよかった」と心の底から思えるくらい素晴らしいと感じました。

    最大の見どころである白砂漠は、かつて海の底であったこの地に残る真っ白な石灰岩が生み出した絶景です。辺りには、途方に暮れるほど長い年月を費やして形成された奇岩が多く点在しています。

     

    例えば、この場所は「小鳥と木」に見えるような気がしませんか。

    地球の果てでキャンプをしながら朝日と夕日の両方を堪能する、白砂漠ならそんな贅沢な願いも叶います。

    スマホは確実に圏外となりますが、デジタルデトックスするには完璧な環境です。

    夜は満点の星空の下で焚き火

    日が沈んだあとは、満点の星空の下で砂漠キャンプ!砂漠の真ん中でBBQを楽しんだり、焚き火を囲んでベドウィン(先住民)の歌を歌ったり、大切な人と旅の話で盛り上がったり。

    満月の夜には月灯りが白砂漠を幻想的に照らします。また、新月の夜には美しい天の川が肉眼で見られることも。

    エジプトの砂漠で過ごす特別な時間は、皆さんにとってきっと一生の思い出になることでしょう。

    オアシスで天然温泉を満喫

    ツアー最後のお楽しみは、砂漠のオアシスで堪能する源泉掛け流しの天然温泉。水温は約40〜41度なので、私たち日本人には心地よく感じるでしょう。

    訪れる季節にもよるのですが、砂漠でのキャンプは汗や砂埃などで想像以上に汚れてしまうもの。

    最後は友人や家族と一緒にゆっくりと温泉を楽しんでみませんか。

    ツアーのお値段は1泊2日で1人あたり75ドル〜

    大人2名で1泊2日の白砂漠プライベートツアーを手配する為にかかった金額は、1人あたり75ドル(国立公園入場料5ドル別)

    これよりも安いツアーは首都カイロからいくつか催行されているのですが、6人乗りのクルマに見ず知らずの人たちと一緒に詰め込まれたり、カイロ発のツアーに参加しているにも関わらず結局拠点となる町まで個人でのバス移動を余儀なくされたりなど、ツアー会社に対する不満は絶えません。

    一方、モハメドさんのツアーは観光拠点の町まで個人で向かえばプライベートツアーでも1泊2日・3食付きで1人75ドル〜なので非常に良心的な価格であるといえます。

    プライベートツアーは車内空間をゆったりと確保できるだけでなく、ガイドのサービスが一人ひとりにしっかりと行き届くほか、写真を撮りたいタイミングで車を停めていただけるので個人旅行にぴったりです。

    今回は複数人での手配となりましたが、1名での参加を希望される場合は事前に相談してみると参加費用を安く抑えられるかもしれません。本当に素晴らしい場所なので、ぜひ訪れてみてください!

    現地ツアーの手配に関する情報

    ツアー会社:Desert Safari Home(デザト・サファリ・ホーム)

    ガイド:Mohammed Khozam(モハメド・コザム)

    連絡先:+2 0127 570 94 30(WhatsApp対応)

    インスタグラム:@mohammed_khozam

    メールアドレス:khozamteego33@hotmail.com

    日本からのアクセス情報

    ◼️ 日本からエジプトへの行き方

    日本からエジプトへの直行便は、エジプト航空がカイロー成田空港間で週2便運航しています。

    直行便を利用する場合の所要時間は往路で約14時間25分、復路で約11時間45分です。

    また、周辺国の主要都市を経由してアクセスすることも可能。その場合の最短所要時間は経由地での乗り換え時間の長さにもよりますが往路が約18時間前後、復路は約14時間となります。

    ◼️ カイロからバフレイヤオアシスへの行き方

    【送迎車を利用する場合】

    カイロから送迎車を片道75ドルで手配することができます。移動時間は約4時間が目安です。

    【長距離バスを利用する場合】

    カイロのバスターミナルは、主にカイロ中央駅の近くに位置するEl Turgomenとギザ寄りの首都郊外に位置するEl Moneibバスターミナルの2種類です。

    Upper Egypt社が運行するバス:運賃150エジプトポンド、所要時間は約5時間前後。

     

    私が書きました!
    ノマドトラベラー
    みずき じゅり
    これまでに108ヵ国渡航した旅女子!現在もフルリモートで旅行業界およびメディアで働きながら旅を継続しています。趣味はスキー・キャンプ・山登りなどのアウトドアをはじめスポーツ観戦、美術鑑賞など幅広いですが基本的には国内外問わず自然が豊かなところへ足を運ぶことが多いです。「アウトドア」をより多くの方々に楽しんでいただける様ジャンルに偏らない様々な情報を配信しています

    NEW ARTICLES

    『 海外の旅 』新着編集部記事

    スピアフィッシングで巨大イソマグロに挑む小坂薫平一さん「魚突きのリスクと魅力」【動画公開中】

    2024.11.22

    なぜシベリア・ハクチョウは冬になると日本を目指すのか。その生態は?【動物ドッキリクイズ・その15】

    2024.11.22

    「世界最高のゲームフィッシュ」と釣り人が称えるピーコックバスを日本の料理人が見事な刺身に!

    2024.11.21

    アメリカのヨセミテ国立公園のみどころは?水平方向(サイクリング)と垂直方向(ハイキング)で満喫

    2024.11.21

    ガンプ鈴木さんもその味を絶賛!人力車アフリカ縦断旅の食を支える料理人にインタビュー

    2024.11.20

    洞穴から広がる雄大な景色!南アフリカ「ゴールデンゲート・ハイランズ国立公園」ハイキングコースをご紹介

    2024.11.18

    プロスキーヤー・三浦豪太さんが北海道への移住を決意した理由とは

    2024.11.16

    アメリカで感謝祭の食卓に欠かせない七面鳥とはどんな鳥?【動物ドッキリクイズ・その14】

    2024.11.16