軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。南アフリカの喜望峰にゴールインしたあと、日本に向かって爆走中!
移住候補地として急浮上!
ルワンダは国土が小さく、四国のおよそ1.5倍です。「死ぬまでに一度は訪れたい」といった観光地はなく、ゴリラに会いに行くと1500米ドル(16万円!)もします。我が家にとっては、いないも同然の値段です。特に寄りたいところもないので、1週間でウガンダへ抜けるつもりでした。
ところが、4ヶ月間という長逗留。しかも、移住の最有力候補地として急浮上です。
いったいナニがあったというのでしょう?
どこもかしこもオフロードでした!
ルワンダの道は、なかなか手強いです。田舎を走れば、
首都キガリの住宅街でも、
車高の低い軽自動車には辛い凸凹道ばかりですが、オフロード好きにはたまらないんじゃないですかね?
ジュースとビールは、ぬるめで2本セット
カフェでビールやジュースと頼むと、必ず「冷たいものですか?」と訊かれます。訊かれないと、ぬるい飲み物が出てきます。
ルワンダ人は、冷えた飲み物は好きではないのです。
また、1本しか頼んでいないのに、テーブルに2本も置かれます。2本目はわざわざオーダーしなくても飲めるというサービスで、飲まなければ請求されません。ビールがぬるくなるじゃないか! というクレームは、彼らには理解できません。
働く女性を支援するキャンプ場(Women Opportunity Center/2,190円)
働く女性を支援するキャンプ場に泊まりました。敷地内にワークショップや展示会用の建物が点在し、アメリカ人がデザインした格子組みのレンガ作りは、柔らかく光と風を通します。
カフェと宿泊施設を併設し、トイレはエコなコンポスト。イベント用の巨大なテントは、広々として過ごしやすいです。車中泊したスペースは見晴らしが良く、アフリカというよりヨーロッパの田園都市みたい。
茶畑に囲まれた山の上のキャンプ場(Kitabi Ecocenter/1,670円)
ルワンダの南部Huyeにほど近いキャンプ場は、茶畑に囲まれた山の頂上。Nyungwe森林公園を見渡せる絶景。北西に連なる山々は、コンゴ民主共和国です。
まだまだアフリカには手付かずの自然が残っているなぁって関心したものですが、コンゴで流行っているのはコレラにエボラ出血熱。帰り道、間違っても迷子になりませんように(合掌)!
静かな湖畔のキャンプ場(Discover Rwanda/2,000円)
静かな湖畔のキャンプ場は、広大な敷地を持つ邸宅の庭。車は芝生の上。目の前はキブ湖。貴族になった気分です。
夕方ともなると、冷えたビールと揚げた魚。お焦げがクセになります。近所に、温泉がありました。艶気のない湯船だけど。
オプションは、その辺の雑草だか薬草を引きちぎってタワシ代わりとし、カラダをごしごし洗ってもらうこと!
効能はわかりませんが、サービスを受けたおじさんの肌は異常なくらいスベスベしてました。お試しあれ!
廃屋をリノベ!世界一、気配りの効く青年に惚れました。
首都キガリで民泊したところ、オーナーの青年が驚くほどの働き者で、我が家調べでは、世界一の気配り上手!すっかりひと目惚れしました!
なんとかより深くお付き合いできないものかと考えて、裏庭に廃屋があったので、「一緒にリノベーションしようよ!」と提案。無給のボランティアとして、勝手にお手伝いしたのです。これがために、1週間の滞在が4ヶ月に!
工事は、はしごを手作りするところから始まります。
軽キャンバーに車中泊用の棚を
工事終了後、我が家の軽キャンパーを少しだけ改良。軽自動車の後ろ側に穴を開け、
ビニールパイプを取り付け、
テーブルを載せます。バランスが悪いのでズボンのベルトで補強。
車中泊の夜、ここにパソコンやコーヒーカップを置いて寝ます。
荷物を増やしたくないので、ビニールパイプだけで棚を増設できたのは、我ながらGood Jobです。ちなみに、運転中はビニールパイプとテーブルは取り外します。
150cmしかなかったベッドを大きく
実は、我が家のベッドは、150cmしかないおチビさん用でした。カバンに頭を載せて寝ていたのです。3年間も。
ベッドを長くします。市場で買ってきた布をお針子さんに渡し、袋状にしてもらい
サイズ発注したスポンジを、
縫ってもらった布袋に入れます。
次に鉄の角パイプを切断し、
ベッドのパイプを延長しました。
これに板を載せ、
スポンジを載せて、できあがり。
これで、ぞんぶんに足を伸ばして眠れます。
そして、このベッドはテーブルにもなります↓
外国人の起業は「早い、安い、簡単」の三拍子
ルワンダでは、スーパーマーケットのレジ袋の使用が禁止されています。また毎月一回、市民総出のお掃除土曜日があり、町にゴミは落ちていません。賄賂を要求しない警察官が辻々に立ち、女性がひとりで夜に歩けるほど治安が良いです。
そして、外国人が起業するときの申請は「早い、安い、簡単」の三拍子。移住しようかなって真剣に考えてまして、でも、なんにもないんですよ、観光地とか。。。友達を呼んでも、行くところないじゃんって言われそうで、そこが悩ましいです。
次号は、ウガンダでゴリラに会いました。
ルワンダよりはるかに安いです!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。