スノーピークが手掛ける「ジカロテーブル」。人気の囲炉裏型で、焚き火台を囲んで使用できるほか、セッティングを変えればコンパクトなテーブルとしても使え、さらに豊富なオプションが揃っていたりと、使い勝手の良さが特徴です。
最近のキャンプやBBQでは、焚き火台を囲みながら食事をするスタイルが主流になりつつあります。火の回りにいれば、その場で調理ができて、暖も取れる。ただ、それにはジカロテーブルのような熱に強く、焚き火を囲める囲炉裏型のテーブルが必要になるのです。
ゆとりあるスペースがうれしい◎
アウトドアメーカー各社から、さまざまな囲炉裏型のテーブルが発売されていますが、ジカロテーブルの特徴はテーブルの天板が広いこと。4つのテーブルユニットを組み合わせて使用しますが、ひとつひとつの天板の奥行きが260mmあります。これだけの広さがあると、お皿やグラス、カトラリー類などを置いても必要十分。食材や鍋類なども置けます。もちろん、サラダやつまみなどの副菜もOK。
この広さは、他の囲炉裏テーブルには類をみないサイズで、ジカロテーブル以外の製品を使ったことがある人なら「もっと広さがあったらいいのに…」と思ったことがあるはず。ジカロテーブルはメインテーブルとしても十分使える仕様です。また、テーブルユニット同士がネジで固定できるため、安定性も十分。重い鍋を置いてひっくり返るようなこともありません。
囲炉裏テーブルをキャンプのメインテーブルとして使うなら、広さと安定感で選ぶべき。その点、ジカロテーブルはその両方をクリアしています。
ちょうど良い高さがグッド◎
ジカロテーブルの高さは400mm。ローチェアとの組み合わせに最適な高さです。ローチェアはゆったり座るタイプが多いので、焚き火を囲むのにぴったり。火の回りに団らんスペースが生まれます。
天板と脚部は組み合わせ式。テーブルユニットは天板と脚部がペアとなっていて、天板の裏面に脚部をカチッとはめて使用します。テーブルユニット同士をネジで留めたらセッティング完了です。
撤収時はその反対で、ネジの固定を解き、脚部を取り外して天板と脚部を重ね、収納ケースに入れればOK。運搬時のラゲッジスペースでバラバラになることなく運べます。
実際に編集部で使用してみると、“気づき”がたくさんありました!
中央に配置した焚き火台は、スノーピークの「焚火台 L」に「焚火台 グリルブリッジ L」を組み合わせたもの。この組み合わせなら、焚き火はもちろん、焼き網を乗せればBBQも楽しむことができます。なによりも、ジカロテーブルにベストなサイズ(高さ・幅、ともに)なのが使っていて気持ちいい! 別売りの「ベースプレートスタンドL/M」をプラスするとほどよい高さとなり、さらに快適な囲炉裏空間が生まれます。ぜひ、お試しください。
編集部では、コンパクトな囲炉裏テーブルもよく使用します。収納や持ち運びに便利なサイズですが、使用していると安定感に不安を感じることも…。とくに、ダッチオーブンやスキレットなど、重い調理道具をバランスが崩れがちです。その点、ジカロテーブルは大きさの分、安定感がピカイチなので、不安を感じることがありませんでした。また、ステンレス製の鉄板は熱い調理道具を置いてもダメージを得ることはありません(程度によります)。
アウトドアシーンでは道具の軽量化・コンパクト化などの流れもありますが、こと、囲炉裏テーブルを選ぶのであれば、「大は小を兼ねる」なのでは。クルマの積載(ラゲッジスペースの許容量)が許すのではあれば、確実にオススメしたい製品です。
サイズ:焚火台L使用時/1,120×1,120×400(h)mm(開口部/600×600mm)、剛炎使用時/890×890×400(h)mm(開口部/370×370mm)
重量:10.5kg
収納サイズ:745×170×400mm
セット内容:本体、収納ケース
材質:テーブルトップ/ステンレス、脚部/ステンレス、ツマミ/アルミニウム合金
ジカロテーブル(ST-050):
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/キャンプ/焚火台/ジカロテーブル/p/10036
※構成、写真、文/早坂英之