ぺんぺん草(ナズナ)は美容の効果も抜群!
前回(https://www.bepal.net/cooking/80298)は春の野草「ぺんぺん草(ナズナ)」の探し方や美味しい食べ方を紹介しましたが、今回はナズナを使った「美容お手当てレシピ」を紹介します。少しだけホッとできる夜の時間に、たまには蛍光灯の明かりを消して、ナズナを使ったハーブボールで顔や身体をマッサージ。身近な場所に生えている野草を用いてリラックスしてみませんか?
医学の父と言われる、ヒポクラテス。ヒポクラテスが生きていた古代ギリシャ時代から、ヒトは身近な草を上手に使い分けて、カラダとココロのお手当てをしてきました。ナズナは日本のみならず世界中に分布している野草なので、自然医療として、美容療法として、食べたり、飲んだり、美容製品にしたりと、花から種子、葉に根まで全て薬草として重宝されてきた、素晴らしい野草です。
パワーを秘めた野草。花言葉は「全てを捧げます」
伝統医療として、外傷、止血薬、利尿、むくみ、解熱、子宮や腸の出血、膀胱炎、月経困難や婦人科系、高血圧、動脈硬化予防、ガン予防……と数えきれない程のカラダへの働きに加えて、フラワーエッセンスとしては「新しい才能と能力を引き出してくれる」パワーがあると、ココロへの処方としても使われています。
ナズナの花言葉は「すべてを捧げます」。なんとも愛しくなる才能いっぱいのナズナを使って、美容お手当てをしてみましょう。
ハーブボールの作り方
材料
・布(肌に優しい綿や絹だと気持ちよいです)40センチ×40センチくらい
・紐 70〜80センチくらい
・ナズナ 15本くらい
・米ぬか 150cc (3/4カップ)
・ナズナ(好きな量)と水を入れた小鍋
・ハンドタオル(あると便利です)
作り方
布の上にナズナと米ぬかを置いて手で混ぜます。ナズナは手やハサミで細かく切って、布で包みやすくなるようにします。
布の四隅を集めて一カ所に持ってきたら、ぎゅっと中身を集めて紐で縛り、てるてる坊主を作ります。
三角に尖った先を2回手前にパタンと折ります。
次は両方の横端から真ん中に向かってそれぞれクルクル集めます。
長い紐でグルグルとチャーシューのように巻いて結んだら完成です。
ナズナを入れて沸騰させたお湯に、ハーブボールを入れて5分くらい待ちます。
最初は熱いのでタオルの上からハーブボールを肌に当てます。適温になったら目や肩、お腹など温めたい箇所に直接置いてみてください。1日中フル稼働していた目をハーブボールで温めてから寝ると、翌朝はすっきりした目覚めになるはずです。また朝にやる場合は、むくみも取れやすくなるので、美しい目で1日を始められますね。
おまけ:コトコト煮出したナズナにシルクの布を入れると草木染めができます。染め上がりの色は、ちょっぴり渋めの草色に。ナズナ染のアイマスクや、生理の時にナズナ染の腹巻きなどでケアするのもオススメです。
※体質により肌に合わない場合もあるため、その場合は使用を中止してください。
アイマスク協力 / シルクふぁみりぃ
ナズナを煮出した草木染め協力 / Sachaluna