エイアンドエフの展示会は今回も豊作でした
ヘリノックスやヒルバーグ、ミステリーランチなど人気ブランドを数多く取り扱うエイアンドエフ。先日に行われた2020年秋冬展示会にお邪魔した際にも、魅力あふれるアイテムがずらりと展示されていました。中でも、筆者が「これは欲しい!」と感じたアイテムがいくつかあったので、6つに絞って紹介します!
使う人の視点に徹底した秀逸なデイバッグ
ミステリーランチコーナーにはいくつか新作が登場している中で、一番ビビッときたのがこちらのデイバッグ。ミステリーランチがこれから推していきたいRIP RUCK(リップラック)という注目シリーズです。
フロントのメインコンパートメントには、ダブルジップのフタが付いています。「Rip-Zipシステム」と名付けられたこちらは、中央の先端を持ってグイッと持ち上げれば、簡単に開けることが可能。わざわざジップを持って動かす必要がなく、最小限の力で開けられるところが魅力です。
フロントの2つのポケットにも注目。こちらにもRip-Zipシステムを採用していますが、バックスの紐を下に引けば瞬時に開けられるんです! そのまま紐を持ち上げれば、フタが開いて中のものが取り出せる仕組み。ユーザーがバッグを背負いながら手軽に荷物が取り出せるように設計されたRip-Zipシステムは、ぜひとも体験してもらいたいと感じました!サイズは15、24、32の3つ展開で、カラーは4色展開(32のみ3色)。2020年9月頃から発売される予定。
水に浮く!?新ブランドからまた画期的なランタンが登場
ベアボーンズ創業者が新たに立ち上げたブランド、N.BX(エヌビーエックス)。以前に紹介したテープライトLEDで話題となりましたが、次の秋冬にもまた注目を集めそうなLEDランプを発表しました。それがこのグローブライト。
興味深いところは、脚の位置を変えることで3パターンの使い方ができること。収納すればテーブルランタンになり、180度回転させるとスタンドライトとして使うことができます。立たせて使うほうがより広範囲に光が行き渡るので、ファミリーキャンプやグループキャンプのテーブルなどでとても便利そう。
さらに、この脚をもっと広げてつなげると、上から照らせるペンダントライトにもなるんです! ちなみに、このライトにはある程度の防水性があるので、水に入れても浮かんで使えるのだそうな。連続点灯時間は最長18時間で、USB充電対応のリチウムイオン電池を搭載。多彩な使い方ができるこのライトは、キャンプでも活躍すること間違いなしでしょう!
ヘリノックスがノマドワーカー向けのテーブルを発表!?
ヘリノックスのタクティカルシリーズに、またもやおもしろいアイテムが仲間入りします。「フィールドオフィス」というアイテムで、ローテーブルの横にバッグが備え付けられているアイテムです!
その名のとおり、屋外で仕事ができる感覚で使える仕組みで、高さはヘリノックスのチェアワンに合わせています。テーブルは脚を外せばフレームに付くようになっており、持ち運びも楽チン。バッグにシェラカップやカトラリー類、さらにはお酒などを入れておけば移動しなくても食事などができそう!
バッグのサイドにはウェビングテープが装備されていて、ここにオプションのケースや小物を引っかけることも可能。カラーはブラック、コヨーテ、マルチカモの3色展開で、マルチカモだけ少々お値段が高くなっています(ブラックとコヨーテは2万3,400円+税)。キャンプ場や公園で仕事をするキャンピングオフィスの概念が広がっている中で、これはそれに貢献しそうですね! 2020年9月頃の発売予定。
レイルロードランタンをベアボーンズが作ったら……
ヴィンテージやレトロなアイテムが大好物な筆者がまず飛びついたのは、ベアボーンズの新作ランタン。こちらは戦前ころまでアメリカの鉄道会社が使っていたとされるレイルロードランタンを現代風にアレンジしたもので、電源は灯油ではなくLEDライト。
点灯方法は、グローブ下のつまみをひねるだけ。Hiモードで約4時間、Lowモードで約80時間も保つんだとか! エジソンランプがおしゃれな雰囲気を出しています。カラーはアンティークブロンズの1色のみ。2020年4月頃発売される予定で、サイトにあったら玄人感を演出してくれそう!
ヒルバーグから久しぶりの新作が登場
ヒルバーグファンの皆様、お待たせしました。ついに新作のテントが発売されます。このアナリスは、トレッキングポールを使って設営するもので、家形テントのようなクラシカルなデザインを採用しています。実は、ヒルバーグの初代モデルもこのデザインになっており、原点回帰とも言えるテントになります。
ポールは付属していないので、別途トレッキングポールを買う必要がありますが、フライシートとインナーテント、その他のアクセサリーを付けても総重量は1.4kgと超軽量。インナーテントは出入口がメッシュパネルなので通気性も抜群。また、インナーテントを外せばシェルターとして使えるのも特徴です。
透湿性を備えた新しいボトルがリリース
アメリカ・コロラド州で誕生した新進気鋭のブランド、Matador(マタドール)。携帯性に優れたアイテムを数々と生み出し、タオルやブランケット、バッグなど幅広いアイテムで人気を集めています。展示会で気になったのが、こちらのケース。洗面用具やタオルなどを収納できます。
注目すべきは内側のコーティング。なんとDRY-THROUGH TECHNOLOGY(ドライ・スルー テクノロジー)という透湿機能があり、自然乾燥で中のものが乾くようになっているんです! 少し濡れた石鹸を入れても、翌朝にはほぼ乾いている状態になるとのこと。PVCフリーで有害な物質を使っていないところも新しいですね。発売は2020年9月を予定。
このほかにも、魅力あふれるアイテムがたくさん登場していました。なお、今回紹介したものは9月からショップや主要アウトドアショップにて発売されるとのこと。それまで楽しみにしていましょう!
エイアンドエフの公式ページはこちら
https://aandf.co.jp
※今回展示されていたものは、多少仕様の変更があるか、発売されない可能性があります。
構成・文/小川迪裕