軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、ヨーロッパから日本に向かって爆走中!
メルー国立公園で、「野生のエルザ」のお墓参り
1960年代にベストセラーになった本、「野生のエルザ」。
野生の子どもライオンを育てたノンフィクションで、Yukoの子供のころの愛読書です。
これまでの道中、読み直しながらここまで来ました。
お墓はメルー国立公園にあります。
土漠の先にある小さな山を目指すと、
「野生のエルザ」の著者ジョイ・アダムソンの夫ジョージが、よくキャンプをしていた丘です。公園内の唯一のロッジ「エルサコプジェ」は、ひとり一泊8万円。身にあまるお値段なので、ご挨拶だけ。
エルザのファンなんですー、日本から来ましたって挨拶して、コーヒーをご馳走になりました。
絶景プールがあります。
エルザもここから大地を見ていたんですね。
お墓は、このロッジから南へ30km。
タナ川のほとりにあります。いまは乾季なので、水はありませんでした。
本の口絵に、エルザたちがよく休憩した場所の大木が写っています。
何十年も前の話なので同じ木はないと思いますが、似たような景色で当時を偲びます。
お墓です。
よくよく目を凝らさないと見えませんが、石碑にELSAと刻まれています。
安らかにお眠りください!
また来ますから、今度はロッジの宿泊代16万円を握りしめて!
ケニアの奥地に、日本人が経営するキャンプ場を発見!
EARTH Camp with Wonder G-Spa/https://earthcampkenya.blogspot.com/
ネットで、すごいキャンプ場を発見しました。
日本人の男性が作っているキャンプ場で、天然蒸気を利用したサウナもあります!
題して、ケニアの山奥で♨︎的なキャンプ&宿。
まだオープン前でしたが、訪ねてみます。
首都ナイロビから100km北西にある、フラミンゴで有名なエルメンタイタ湖の近くです。
幹線道路から外れてしばらく走り、村の看板を見つけました。可愛らしいデザイン。
どんなところなんでしょうね、楽しみです。
秘境感が漂ってきました。
本当に、こんなところに日本人が住んでいるのかな?
こんなところを軽自動車で走って大丈夫かなあ、道に迷ってないですか、ボクら?
発見しました!
丘の上に輝く建物が、♨︎的なキャンプ&宿「EARTH Camp with Wonder G-Spa」です。
オーナーは、日本人男性のI氏。アフリカで働いた縁でケニアに住み、数年もまえから村人と一緒に汗を流して、この♨︎的なキャンプ&宿を作っています。
丘の上の建物はレストラン。工事は、マサイ族の兄弟が担当しているので、内装はマサイ風です。
二階建てのコテージ。壁は牛の糞が混ざった土。優しいラウンドと手触りで、臭くはありません。
見晴らしサイコー!
地熱の水蒸気を集めたエコ・サウナです。
Yukoと入りました。すぐに水滴が汗のようにカラダを滴ります。いや〜気持ちよか。アフリカ旅の疲れがとれます。
犬に誘われて近所を散策すると、
見慣れぬものがあちこちに。大砲に見えますが、地熱の蒸気を集める装置です。村の人々は、この装置で水滴を集めて飲料水にしています。生活の知恵ですね。
I氏のお気に入りの絶景ポイントは、ここ。アフリカ中が見渡せそうな感じ。
晩御飯は、オーナーのI氏の焼いた自慢のピザ。イタリア人の友達からの直伝の技は、失礼ながら、こんな辺境の地でこの味が出せるなんて!
恐れ入りました。
小さな窯に風情があります。
ケニアに旅行の際は、ぜひ天然蒸気サウナでひと汗かいてください。
オススメです。
愛車の調子が悪くて!
天然蒸気のサウナで疲れをとり、このあとは北上してエチオピア。ジブチから船に乗る予定でしたが、どうも軽自動車の調子が悪い。
クラッチベアリングの絶叫がいよいよ末期的になり、水温警告灯がつきっぱなし。そのほか、聞いたことのない異音、怪音。
エチオピアの山中でエンコしたらシャレにならないので、北上は諦めました。車はモンバサ港からポルトガルへ送ります。
我々は、アイルランドへ。
次号のレポートは、キャンピングカーを借りてアイルランド一周ドライブです。
無料で車中泊できる「ワイルド・キャンピング」があると聞いていたのですが、残念なことに〇〇がない!
ピンチです!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。