ラップランドの朝は遅い。なにしろ夜明けは8時半過ぎだ。
しかしオレとカメラの小倉さんの朝だけはいつになく早い!
ルカの街で泊まってるホテル『ルカ・ビレッジ スキーイン・ホテル&アパートメンツ』の部屋にサウナがあったからだ!
そしてオレと小倉さんはサウナマニア、いわゆるサウナーなのだ!
ここぞとばかりに7時には起き、朝飯前からサウナに入って極上セルフロウリュで汗を出しまくり、
水温8℃の極冷シャワーを「ウオウウオウ!」と雄叫びながら浴びた後には、ベランダでラップラン
ドの冷たい空気で外気浴を楽しんで、陽も明けぬうちからととのっていたのだった!!
ちなみに今回のフィンランドツアーはラップランドのウインターアクティビティーというテーマ以外に、も
うひとつフィンランドサウナ巡りというテーマもございまして、そちらは同じ小学館のウェブサイド
『@DIME』で記事になっておりますので、そちらもどうぞ!
そんな朝一から仕上がっている男がバスで向かったのが、ルカの中心地から5分ほどの『ルカ ア
ドベンチャーズ』。ここで本日の雪中ハイキング用のウインターギアをまず借りる。

防寒のツナギ、極厚靴下、防寒ブーツ、防寒帽子。第一弾のスノーシューと同じラインアップである。オレなんか足小さくて24・5なんだけど、当然そんな人用のヤツもある。そりゃそうだよな、女性や子供も借りに来るんだから
そしてここからさらにバスで30分。オウランカ国立公園のユーマという場所に到着!
もちろん草川祐馬とは何の関係もない。ユーマは綴りだと『Juuma』。
ハイキングをガイドしてくれたお兄さん
が時々「ユゥーマ」っていってたんで、日本語表記はユーマが一番イイはずだ。
そのガイドさんが英語でこの一帯の説明を英語ではじめる。
「このオウランカ国立公園にはフィンランドでも最も有名なハイキングコースがある!」
英語の苦手なオレでもなんとなくいってることは判る。後で調べたら、そのハイキングコースは『カルフンキエロス遊歩道』と呼ばれている国立公園を縦断するルートだった。
「今日は、その一部の2キロほどを歩きます」
エ~ッ! 日本でもらった予定表には500mって書いてあったのに2キロかよ!!
「ウホ~!!」
今のウホーは小倉さんである。