クラウドファンディングを通して中止になったフェスをサポート
台風といった自然災害だけでなく、新型コロナウィルス肺炎といった流行性ウイルスも相まって、昨年から今年にかけて全国的にミュージックフェスが中止に追い込まれている。その状況を少しでも打開できるように、特定非営利活動法人 日本ミュージックフェスティバル協会はクラウドファンディングによる救済運動をスタートした。
日本ミュージックフェスティバル協会は、ミュージックフェスの振興や普及活動のほか、ミュージシャンの育成や地域コミュニティの活性化、さらには自然環境保護活動など、フェスやその周辺の幅広い活動を行う団体。
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現在協力を表明している企業。
この「フェス救済ファンド 2020 春」は、クラウドファンディングのプラットフォームサイト「Good Morning」からできるもので、現在では1,000円から支援することが可能。当プロジェクトに賛同し、外的要因で中止になったフェスに対して支援金を等分して支払う。
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リターンとしてもらえる商品の一例。
同プロジェクトには、シューズブランド・キーン、CDショップチェーン・タワーレコード、バッグブランド・スプーンフル、アウトドアブランド・コロンビアスポーツウェア、そしてシューズブランド・メレルなどが協力。支援額に応じて、協力企業が提供するアイテムをリターンとして受け取れる。
初回プロジェクトは4月1日(水)〜29日(水)まで。夏以降も継続して実施予定とのことで、「ミュージックフェスを応援したい!」という人は、一度サイトをチェックしてもらいたい。
日本ミュージックフェスティバル協会会長 菊地崇さんからのコメント
「フェス救済ファンド2020春」をクラウドファンディングという形でスタートさせました。そもそもこのアクションのことを、自分たちでは「フェス共済アクション」と名付けていました。
去年の秋、多くのフェスが台風などの自然災害によって中止となりました。全国各地で大小様々なフェスが開催されることで、日本にフェスという文化が根付いてきています。このフェスという文化の多様性を、一回だけの中止によって失ってしまうのはもったいない。自分たちで何ができるのか考えたひとつの形がこのアクションでした。
共済と名付けていたのは、ひとつひとつのフェスが、自分たちのフェスだけではなくフェス全体を考え、フェスという文化をみんなで共有し、継承していきたいと思ったからです。だから「共済」。
今年に入り、新型コロナウィルスの感染によって、すでに多くのフェスが開催の中止や延期が発表されています。そんな状況のなか、この動きに賛同してくれた企業やブランドから商品を提供していただきました。ありがとうございます。
小さな一歩かもしれませんが、「フェス救済ファンド2020春」によって、みんなでフェスを応援していきたいと思っています。
サイト情報
「フェス救済ファンド 2020 春」URLはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/249533
日本ミュージックフェスティバル協会のホームページはこちら
https://www.jmfa-npo.org/