アウトドアを楽しみたくても、外出もままならない。家族みんなが自宅にいると、1日3回の食事の準備も結構大変です。簡単に1品プラスするのに、アウトドアウェアブランド「パタゴニア」から誕生した、オーガニックや責任のある方法で供給された原料を使用した栄養価の高い食品を展開する「パタゴニア プロビジョンズ」の製品を活用するのもおすすめです。
アウトドアブランドの「パタゴニア」が、なぜ食品を展開するのか
パタゴニアといえば、環境に配慮したモノづくりを行い、ダウンのリサイクルなどの先駆けブランドでもあります。創業者であるシュイナード氏が、アウトドアが好きでスタートしたブランドだけに、アウトドアを楽しむためには、美しい地球環境を守ることが大切だという考え方があるからです。守るだけでなく、モノづくりをするときには何かを良くしていく、というように一歩踏み込み、モノづくりで排出したCO2と同じ量のCO2を削減できたら気候変動の問題が解決できるかもしれないという考えに至ったそう。
実は、CO2の原因の4分の1が食品産業ということがわかり、100%CO2を土壌に戻すという新たな認証である「リジェネラティブ・オーガニック」農業にも取り組んでいます。現存の農地がすべてリジェネラティブ・オーガニック農法に移行すれば、世界中の毎年のCO2排出量の100%を土壌に隔離することができると専門家は予測しているそうです。いきなりその環境にすべてが変わらなくても、いまから始めるこの一歩が大切ですよね。
改善されるべきは農作物だけでなく、海産物も同じです。無差別に捕獲されたり生産高を上げるため養殖されたり、本来の生態系を壊しているからです。パタゴニア プロビジョンズというブランドは、食の流れを修復するための解決策を探る試みだそう。なので、既存の最善策を利用することもあれば、新たな方法を模索することも。栄養価が高く、環境に配慮された海の幸を選んで、製品化されています。
常温保存が可能で栄養価も高くお手軽調理の食料品
環境に配慮し、栄養価も高く、なんといっても常温保存が可能であるというのは、非常時用の食料としても助かります。しかも、そのままでもおいしくいただけ、さらにお好みでアレンジすれば、簡単、もう1品にぴったりです。メルシャンが輸入しているオーガニックをさらに一歩踏み込み、月の影響などを考慮しながら行う農法であるビオディナミで作られたドメーヌ・カズとのペアリングをイベントで体験しましたが、ワインのおともにぴったりでしたよ。
ムール貝・オリーブオイル漬は、ムール貝が非常に持続可能なたんぱく質なうえ、食物連鎖の上にある大型魚よりも水銀などの含有量が少ないため、食べても有毒素を体内に摂取しません。また、プランクトンを食べ、自らが育つ海水をろ過しながら早く成長するため環境へのダメージも少なく栄養価が高いのです。しかもおいしい。
サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬は、一般的なサバ漁で使用する網ではなく、釣り針と赤い糸を使う伝統的な漁法で、捕獲されたサバをオーガニック・エキストラバージンオリーブオイルに漬けられています。イベント時は、ポテトのオープンサンドにしていただきましたが、ガーリックやパプリカ、ケイパーで味付けされているため、缶を開けてそのままでも十分おいしくいただけます。それぞれ好みの味を選べるのもいいですね。
オーガニック・レッドビーン・チリは、カナッペにして、赤ワインとのペアリングは絶妙です。お好みでクリームチーズをプラスすると、もっとワインが進むかも。
レシピが、ホームページで公開されているので、そちらを参考に自分なりのアレンジをプラスするのも楽しいですよ。
アウトドアでのお料理を考えて、手軽にできるラインナップになっているのですが、非常時や、現在のような緊急時にも助かります。パタゴニアのダウンは、1着購入すると、丈夫に作られているため5年から10年着ることができます。長く愛用することもエココンシャスですが、毎日3度の食事についての意識を変えることで、私たちの地球が健康に保たれることに着目したのが、パタゴニア プロビジョンズ。アウトドアを愛したブランドらしい発想で、私たちの生活を快適に、健康的にしてくれそうです。
パタゴニア プロビジョンズ
https://www.patagoniaprovisions.jp/