4月新発売のハイランダーのテントが斬新!
ポップアップテントというと、公園やビーチでパット開いて使うサンシェードを思い浮かぶ人も多いだろう。しかし、お手頃な価格と高いデザイン性で好評のハイランダーが、そんなポップアップテントのイメージを覆す新作を発表! 早速お借りして、どんなテントか設営してみた。
ポップアップに1本ポールを入れるハイブリッドタイプ
今回紹介する「フィンガル」は、柔軟性の高いグラスファイバーが内蔵され、開いてある程度形を整えばポールなしで設営できるポップアップタイプ。合わせて、テント中央に1本のポールを入れて高さを出し、ポップアップとワンポールのいいとこ取りをしたハイブリッドタイプである。
収納した状態を持ってみたところ、ハンドルはギリギリ肩に担ぐことができる広さがある。これにショルダーベルトが入っていて、リュック風に持ち運べるのは面白いポイント。
付属品はこちら。収納ケースとポール1本。ペグとガイローブが入っている。オプションでインナーテントとグランドシートが販売されている。インナーテントの詳細は後ほど紹介。
見た目より室内は広々!
設営サイズは500×400cmと2ルームテントのサイズに匹敵。重量は約4.8kgでこのサイズで見たら軽量のほうと言える。耐水圧は2500mmで、ある程度水を防いでくれる。カラーは2色展開で、こちらはダーウグリーン。当日は晴れだったので少し明るめのグリーンに見えるが、実際にはもう少し濃い色になる。
エントランスはフライとメッシュ生地の二重構造になっているので、虫が入る心配は皆無。ペグはテントの裾に12本ほど打ち付ければ安定し、さらにガイロープ計6箇所を固定すれば風が吹いても倒れることはなさそう。
早速テントの中へ入ってみた。軽量の生地を使用していることもあり、曇りの日でもテント内は明るい印象。テントの高さは240mで、平均身長より高い男性が入っても上のベンチレーションは届かないほど。これならテント内を歩いても不便はなさそうだ!
天井のトップはベンチレーションが3つあり、それぞれメッシュ生地が付いているので虫が入ってくることはなさそう。加えてS字型のランタンハンガーもあるので、上からライトを照らしてテント内で過ごすこともできる。
テントには3箇所に大きい窓が付いており、メッシュ生地が付いているので外がしっかり見られるとともに、虫が入る心配もない。
ここで気づくのが、虫対策を徹底しているところ。初心者がキャンプを嫌う数多い理由は虫とされており、このテントはそんな虫対策がしっかりなされているのがポイントだろう。
インナーテントを2つも付けられる2気室構造も必見
フィンガルのもう1つ面白いのは、インナーテントが室内に2つ設置できること。グラスファイバーが山型になっている写真の部分に吊り下げる仕組みになっており、中間部にあるボックス型の溝はインナーテントのためのベンチレーションとなっている。
インナーテントはフックで引っかけるだけの簡単設計で、1分もあれば十分に設置が可能。底が多少浮いてしまったが、マットや荷物をおけば気になることはなさそう。この中には2名が収容できるスペースがあり、2点のインナーテントをつければ4名の就寝ができる。さらに、リビングにコットを使えばさらに1〜2名が寝ることができるので、最大6名が寝られる計算だ。
使ってみて気になったところ
全体を通して利便性が高いことがわかったが、スカートがないため、下から風がスースー入っていることが心配。公式ページでも3シーズン向けとの記載があるため、寒い時期での使用は控えたほうがいいかもしれない。
設営は裾のぺグダウンとポールの差し込みが慣れればすぐに設営できるが、撤収はグラスファイバーを折り曲げるのに四苦八苦する人が出てくる可能性が大。もし心配な人は、ハイランダーの公式ページに動画があるので、そちらを参考にしてみよう。
他の人とかぶらない斬新な設計に注目
今はワンポールテントや2ルームテントが市民権を得てきているが、設営な楽なポップアップテントとおしゃれなワンポールテントを融合したハイブリッドテントを提案したのは面白いと感じた。室内空間も広く、なおかつ2つのインナーテントを吊り下げられるので、親と子供を別室で寝かせたい人などには便利だろう。
なお、ハイランダーの公式ページでは4月28日(火)まで予約販売キャンペーンを実施しており、購入者にはインナーテントが1枚付いてくるとか! 商品の出荷は4月30日(木)を予定。他の人と被りたくない人は早めに予約をしておこう。
ハイランダー「フィンガル」製品情報
価格:¥19,980(税込)
サイズ(約):500×400×240cm
収納サイズ(約):直径80cm
重量(約):4.8kg
カラー:ダークグリーン、ベージュ