おうちで手作り「タンポポ・バーム」レシピ
前回(https://www.bepal.net/cooking/90279)は身近な「タンポポ」を「食」の観点から紹介しましたが、今回は「美容」や「お手当」の観点から、子どもも大人も使いやすい「バーム」作りの紹介です。太陽をいっぱい浴びたタンポポのエネルギーをバームに入れたら、元気な黄色になりました!
タンポポは漢方でも使われているって本当?
中国では漢方でタンポポを服用することで、カラダの中からお手当てをしています。さらにヨーロッパでは「家のお薬バーム」として、筋肉痛、関節の痛み、荒れた肌などに対し、身体に付けて使います。添加物等がない自然の恵みは、身体にも地球にも優しく、一家に一つあると便利です。
太陽のエネルギーがいっぱい!「タンポポバーム」の作り方
タンポポは、太陽がいないと咲きません。曇りの日、雨の日、そして摘んでから冷蔵庫に入れても、花は閉じてしまいます。まさしく「太陽の花」のようなタンポポをバームにすれば、雨の日や家の中でも、太陽のエネルギーをもらえそうです。
最初に、バームで一番重要な「タンポポオイル」を作ります。昔はこのタンポポオイル、火を使わずに作っていました。昔のやり方を少し再現して、ゆっくり慈しんで作ってみましょう。
必要な道具
・ガラスの瓶
・こし器(コーヒーフィルターや、ザルなど)
・小鍋(湯煎用)
・耐熱カップ
・かき混ぜる棒
・バーム用の容器(25mlで5個作れます)
材料
・タンポポ 1カップぐらい
・オイル(太白ごま油、菜種油、サッチャインチオイルなど、圧搾抽出されたオイル)200g
・ミツロウ 15g
・好みの精油(香り付け用なので無くてもOK)2〜3滴
作り方
1. タンポポは軽く洗い、お日様で2〜3時間干します。
2. ガラス瓶にタンポポを入れてから、オイルを注ぎます。(タンポポがオイルからはみ出ないようにすること)
3. 冷暗所に10日〜1ヶ月置いておきます。
4. こし器で漉します。(フィルターを入れて「ゆっくり」待ちます)最後はタンポポを搾れば、「タンポポオイル」のできあがりです。
5. 耐熱カップにタンポポオイルを100g注ぎ、ミツロウも入れて、湯煎でゆっくり溶かしていきます。
6. 途中でクルクル混ぜてあげると、ミツロウが溶けやすいです。(ミツロウを刻んでから入れると、もっと早く溶かせます)
7. 完全にミツロウが溶けたら、精油を入れて混ぜ、すぐにバーム容器へ注ぎます。
8. そのまま乾かしたら、タンポポバームの完成です。
昔の知恵を取り入れて作るタンポポバーム、持っているだけでも元気をもらえるぐらい見た目も美しいです。ぜひ一度ご自宅で作ってみてください。
無農薬ミツロウ協力/manmaruno