■そのキャンプ地、大丈夫?
焚き火と同様、自然河川であっても河川敷でキャンプができるかどうかは地域のルール次第。ローカルルールに従おう。また、キャンプが許されている場所、慣行的に使われている場所であっても不意の増水などによって水に浸ることがある。川辺でキャンプする場合は水面から離れた土地にテントを張り、すぐに撤収できるようなレイアウトを心がけよう。
■釣りをするなら遊漁券を
日本のほとんどの河川には「漁業権」が設定されている。漁業上有用な魚種を採捕する場合は、遊漁券を購入することが義務付けられている。漁期の間中使える「年券」と、当日だけ楽しめる「日券」の2種類があり、川の近くの釣具店などで購入できる。採捕してもいい魚種や使ってもよい道具は川ごとに異なるので、地域の漁協に問い合わせよう。
■触らぬ堰に事故はなし
川を横断するように作られる堰堤(えんてい)。堰堤の直下は強い水流が渦巻き、一度入ると捕らわれて逃れられない渦を作ることがある。海外では堰堤を「drowning machine」(溺死装置)と呼ぶこともあるほど危険視している。また、堰の下の白泡は浮力が小さく、ライフジャケットをつけていても息が吸えないこともある。近づかないように気をつけたい。