自作のビンゴで野外オリエンテーションを楽しもう!
ビンゴといえばオリエンテーションの定番ですが、アウトドアでビンゴをするなら、数字を使わない「フィールドビンゴ」はいかがでしょうか?
「フィールドビンゴ」とは、数字の代わりにフィールド(おでかけ先)で見つけられそうなものを書き入れたカードを作っておき、その項目を現地で探してビンゴを楽しむというもの。ビンゴというより、宝探しの感覚に近いかもしれません。
ビンゴ作りに必要なものは…
紙とペンのみ!
そこに、3×3の枠を書きます。
あとは自由な発想でどんどんマスを埋めていきましょう。今回は近場にある河原のキャンプ場に行くので「河原のキャンプ場にありそうなもの」で項目を考えてみました。そして今回は試作品なのでプレイするのも自分なのですが、「3歳前後の子どもが遊べる程度のレベル」に設定して作成しています。
完成したものがこちら…
ビンゴにおいて真ん中のマスはボーナス問題のようなものなので、難易度は低めにしておきましょう。今回はテント泊の予定だったので、確実に見つけられる「テント」にしました。初夏の河原のキャンプ場ということで「もし見られたらうれしいな」という希望も込めて「蛍」も入れています。
完成したら、いざ、フィールドへ!
よく見かけるものでも、遊びとなるとうれしくなっちゃう不思議
キャンプ場に到着したら、まずは寝床の設営を…ということで、ここでまず「テント」をゲット。自作自演感はありますが、ひとつクリアしたと思うとうれしくなります。
続いて、テントサイトの近くで「ベンチ」を見つけました!イラストに近い木製のベンチが見つかり、テンションが上がります。
次に発見したのは、道端に咲く小さな白い「花」。
こちら、スマホで調べてみたところハルジオンのようです。よく聞く名前なのに、お恥ずかしながら初めてちゃんと認識しました…。こういった思いがけない知識を得られるのも、この遊びの醍醐味かもしれません。
ちなみに「花」に関しては、この後も数種類発見できました。何気なく通り過ぎてしまいそうなものにも、目を留める習慣がついたようでうれしいです。
続いて、林の向こうに「川」を確認。
さらに「階段」も見つけました。
最後にゲットしたのは、2歳の姪っ子が見つけてくれた「木の実」。
小さな松ぼっくりのようですが、おそらくテントサイトに生えていた杉の木の実ですね。ちなみに調べてみたところ、マツ科、ヒノキ科、スギ科などがつけるこのような実のことを「球果(きゅうか)」というらしいです。勉強になります。
今回、見つけられたのは以上6項目でした!
期待していた「蛍」を見つけられず残念でしたが、なんとか2列達成できて満足です。
実は「鳥」「アリ」も目にしていたのですが、「写真に収めないとゲットしたことにならない」という自分ルールを課していたため見送りました(スマホを持っていないときに見かけたので)。
アレンジは無限大!年齢やおでかけ先によって項目を変えよう
対象年齢や遊ぶ場所を選ばないのが、フィールドビンゴの特徴です。
おでかけ先が海辺であれば「シーグラス」「貝殻」「釣り人」など、海にまつわるものでマスを埋めればOK!
年齢差のある兄弟などで挑戦する場合は「青いシーグラス」「割れていない貝殻」「サングラスをかけた釣り人」など、年齢によって少し難易度を調整してあげると一緒に楽しめます。
小学生以上であれば、ビンゴカードを作るところからお子さんに任せてみても面白いかもしれません。
なかなかキャンプに行けないときには、ご近所での散歩用にアレンジしても楽しいですよ。その場合は「花」「川」など自然に関するものだけでなく、「散歩している犬」「Uber Eatsの配達員」など、ちょっと変わった項目を入れてみるのもオススメ。意外と大人も夢中になってしまいます。
場所、季節、年齢などなど、遊ぶ人や環境によってお題は無限に生み出せます。想像力をフルに発揮して、あなただけのフィールドビンゴを楽しんでくださいね。