【マダガスカル緊急支援】地方都市の人々自身による新型コロナウイルス感染対策を支援したい!皆さんのご支援をお待ちしています。
ここはアフリカ!? それともアジア!?
アフリカ大陸の東側、西インド洋に浮かぶ世界で4番目に大きな島「マダガスカル」。サルやバオバブのイメージを持つ人が多いと思います。
実はマダガスカルは「アフリカに最も近いアジア」と呼ばれるほど、アジアと深い繋がりがあります。まず、主食がお米であること。稲作が盛んに行われており、その農法は東南アジアから伝わったと言われています。そして首都を含む中央高地エリアにはアジアにルーツを持つ人の子孫が多く、東南アジアの雰囲気を感じることも。
マダガスカルにマスクを!コロナウイルス感染拡大を乗り越えるクラウドファンディングを実施中
日本では緊急事態宣言が終了。夏に向けて温度も湿度も上がり、気持ちも前向きになってきました。しかし南半球のマダガスカルではこれから冬を迎えます。寒い地域では日中でも10度を下回る日が続き、ウイルスにとって恰好のシーズン到来です。
マダガスカルでは3月21日からロックダウン(都市封鎖)を実施してきましたが、人の移動は止められず、この1~2週間ほどで感染者が急増、死者も少しずつ増えてきています。日本のような医療設備・体制が整っていないマダガスカルでは、感染予防が特に重要です。しかし、地方都市では手洗いやマスク着用の習慣がなかったり、経済的にマスクなどを購入できない人も多くいます。
そこで、エコロジー・オンラインでは、地方都市での「感染予防啓発活動」と「感染予防グッズ(マスク、手洗い用ポリタンク、石鹸など)の配布」のためのクラウドファンディングを実施しています。すでに集まった資金の一部を送金し、現地での活動を開始しています。より多くの人々が、自分自身や家族を守る手段を持てるよう、皆さまのご支援・ご協力をお待ちしています。
https://www.eco-online.org/madagascar-2020-5-10/
“NGOみらい”と創るマダガスカルの未来
自然豊かなイメージのマダガスカルですが、料理に使う薪や炭の確保のために森林伐採が進み、それによって土砂流出などの災害が発生している地域があります。
日本のNPO法人エコロジーオンラインでは、マダガスカルの現地NGO「マダガスカルみらい」と協力し、“地域で生まれる廃棄物”を利用した持続可能なエネルギー利用方法の普及活動を行っています。
1.バイオガスプラント
牛糞を発酵させ、集めたメタンガスを料理に利用
2.もみ殻エコ燃料
余っているもみ殻で炭を作り、料理に利用
3.ソーラードライヤー
太陽熱を利用して、フルーツを加工
https://www.eco-online.org/madagascar-2019-3-18/
著者プロフィール
白石拓也. Takuya Shiraishi
国際開発・環境コンサルタント。マダガスカル環境事業の他、世界各地の途上国・新興国の事業に従事。またエコロジーオンラインの個人会員として、政府の仕事では対象になりづらい現地住民の草の根活動の支援を継続中。
大渕由貴. Yuki Ohbuchi
元マダガスカルのJICA海外協力隊員。現在は電機メーカーで電源システムの企画業務に従事。休学して行ったカナダと休職して行ったマダガスカルが大好き。