市販品からヒントを得てオリジナルテントにも挑戦!
昨今、DIY派のキャンパーが増えているとはいえ、テントまで作ってしまう人はそう多くないだろう。三重県に住む伊藤さんは、独学でミシンをマスターし、自作テントとタープでキャンプを楽しんでいる。
温もりのあるキャンプ空間に
「裁縫の経験はまったくなかったのですが、たまたま母親が高性能なミシンを持っていたので、それを借りてタープを作ってみようと思ったんです。いま見ると縫い目が曲がっていたりと不満もあるのですが、そこそこ上手くいったんですね。それで次はテントも作ってみようと」
まず市販品の構造を参考にし、冬用テントを製作。それが成功すると今度はオリジナル設計の夏用コットンテントも作った。
オリジナル設計の夏用テント
「テントは平面だけのタープと違い、立体に縫い合わせる箇所もあるので難度はかなり高くなります。仕事終わりに1~2時間こつこつ作業していましたが、完成まで2か月もかかってしまいました。苦労したのは縫い目に防水のためのシムテープを貼るところですね。シワにならないよう生地をひっぱりながらアイロンで接着するのでかなり時間と神経を使います」
この夏用テントでは約20ⅿの生地を使用。製作費はしめて7000~8000円だったそう。
焚き火を快適にする優れもの
目に入るところはすべてお洒落に
材料は安価でも作りは本気
家庭用溶接機で「鉄」にも挑戦
ハイバックのウッドローチェア
伊藤芳樹さん(40歳)
恭子さん(48歳)
碧泉さん(7歳)
キャンプ歴3年ながら、木や革、布、鉄など、あらゆる材料でDIYを行なう達人。職業はネットワークエンジニア。薪ストーブのあるログハウスに住んでいる。
Instagram @leaf_style_1227
(BE-PAL 10月号 2019より)