京都を代表する焼き物「清水焼」(きよみずやき)。
しかし京都の伝統工芸といえども、胡坐をかいていては、簡単にすたれてしまう時代だ。
それに気づいた若い世代が、次代に伝えるために動き始めている。
清水焼の産地である京都・山科にオープンしたショップ、
瑚和(こより)オリジナルの蕎麦猪口(そばちょこ)もそのひとつ。
清水焼といってもいろいろあるが、
どうしても現代のライフスタイルには取り入れづらいデザインのものが多かった。
そこで清水焼職人の中村亮平さん・磨弥さん夫婦が考えたのが、
日本最古の漫画といわれる「鳥獣戯画」をモチーフにした、シンプルなデザイン。
「清水焼を海外に発信することも考えたときに、とてもマッチングがいい」という。
不思議なキャラクターたちが、自転車に乗ったり、山登りしたり。
時代の壁を乗り越えて、磁器のなかで自由に遊んでいるようだ。
蕎麦猪口だけど、日本酒のお猪口に使ったり、
ミニサラダやデザート、アイスなどを入れても可。
フリーカップとして使いやすいサイズになっている。
子どもにも喜んでもらえそうなかわいいキャラクターデザインだ。
これまでの清水焼とは違う世界を見たいという人はぜひ、瑚和にも足を運んでみて。
【カラー】
登山、自転車、タンデム、釣り、兎顔
【スペック】
直径7.5×高さ6.7cm。磁器。日本製。