箱は自由だ。
何であっても、箱に入れてフタをしてしまえばいい。
書類や冊子を入れてもいい、大切な紙焼き写真を入れてもいい。
整理しないで、思いつくままに入れてもいい。
どんなものでも、箱の中はアナタの世界。
それを積み上げていくのも、新しい世界の開拓だ。
場所も好きにアレンジできるし、きっちりした枠組みに収めなくていい。
箱がいっぱいになったら、新しい箱に入れて、上に積む。
そんな自由な収納スタイルを永きにわたって楽しむなら、
この『ペーパーコンテナ』がおすすめだ。
イギリスのアンティークボックスの影響を受けて生まれた、こだわりの箱。
イギリスでは、100年以上使われてきた書類ボックスが、
いまなお、現役で活躍しているのだそうだ。
そうした箱は、手の脂を吸って変色し、角は丸くつぶれている。
それでも立派に役目を果たしているという。
そんな箱の研究を重ね、厚手の紙に柿渋を塗布。
柿渋は防虫、防腐、抗菌などの効能があり、箱には最適だ。
そして経年変化が楽しめる素材でもある。
最後は蝋引き。防水性も増した。
『ペーパーコンテナ』を手がける川井田健晃さんは
もともと建築設計を仕事にしており、
ブランド名の「スタックコンテナ」は建築設計の考え方に由来している。
ブランドのコンセプトを、以下のように語る。
「人々は、国、街、家、部屋など、
大小スケールの違うcontainer(容器)で空間を整理して生活しています。
その最小単位は『箱』でないかと思っています。
箱が集まって家具に、家具が集まって部屋に、
部屋が集まって家に、家が集まって街に。
containerを好きなもので満たして、
それをstack(積み上げ)てライフスタイルを形作ってほしい」
この『ペーパーコンテナ』は、ジンセイの小さな一歩なのだ。
年月を重ねたとき、
どんなライフスタイルのなかで使われているのか?
そして、どんな表情になっているのか?
楽しみだ。
【カラー】1=ブラウン、2=ブラック、3=クラフト
【スペック】
カトラリーは幅265×奥行き85×高さ60mm。
A4サイズは幅340×奥行き250高さ65mm。
A3サイズは幅460×奥行き340×高さ55mm。
クラフト紙(柿渋+蝋引き仕上げ)。日本製。