自然豊かな山形県米沢市で、2011年に誕生した「もくロック」。
「かつては山の木を伐って、燃料にしていました。それが他の燃料に取って代わると、
人は木を伐らなくなり、山に人の手が入らない状態になりました。結果、山が荒れてしまいました」
というのは、山形で里山保全活動をしている白壁洋子さん。
これは日本全国で見られる現象だが、山形も同様だ。
ならばと、地元の木材を使って商品開発して生まれたのが、「もくロック」である。
地元・山形で伐採されるサクラ、ホウ、カエデ、カバ、シデ、ケヤキなどの広葉樹を利用している。
だからそれぞれのピースは、色や質感が微妙に異なる。
何かをつくりあげたとき、単一色ではないことがありありとわかってしまう。
でもそれが自然界。
使っている子どもたちはそんなことを考えないかもしれないが、
直接的に触れているブロックのやわらかい感触や、
実際のぬくもりから何かを感じてもらえるだろうし、なにより楽しく遊んでくれるだろう。
大人だって、(見映えのいいものを組み上げることさえできれば)ウッドの質感がいいインテリアに。
山形以外の人でも、山形の森の保全に一役買ってみてはどうだろうか。
次は、地元の森を考える第一歩に。
【スペック】
パッケージは幅23×奥行き23×高さ19cm、約365g。
ブロック1つは縦3.2×横1.6×厚さ1.3cm。
ブロックは天然木(山形県産広葉樹・木種はおまかせ)。
オリジナル風呂敷、メッセージプレートが付属。日本製。