日本酒は冷やか冷酒。グラスで呑みたい。
そんな諸兄は木Glass(キグラス)が粋だ。
泡が渦状に巻き付いているようなデザインのぐい呑みは、さわやかにキュッといけそう。
サンドウィッチ技法と呼ばれる高度な吹きガラスの技法を用いて、
ガラスとガラスの間に泡の層をつくりあげた。 台になっているのは北海道のエンジュの木。
一体化しているように見えるが、木の部分はあくまで台としての機能。
グラス自体は円錐形をしているので、この木台にすっぽりとおさめなくては自立しないという寸法だ。
片口も同様。よりフレキシブルなフォルムをしていて、手びねり感ならぬ、吹き加減で自在に表現されている。
一度片口に移してから呑めば、よりお酒の香りが広がるのだ。
製作しているのは、「淳工房」。
1986年、ガラス作家の菅井淳介により、旭川市北西の旭岡地区に設立された。
ガラス工芸が専門だが、旭川の木工作家と共同でこの木Glassシリーズを生み出し、
代表作のひとつとなっている。
淳工房|木Glassぐい呑みペア&片口
【スペック】
ぐい呑みは幅15×奥行き7.5×高さ8cm(木台含む)、約60cc(一客)。
片口は幅13.5×奥行き9×高さ13.5cm(木台含む)、約150cc。
グラスはソーダガラス。木台は天然木(エンジュ)。
日本製。
※天然木を使用しているため、ひとつひとつ木目や色合い、形状が異なります。