クルマとアウトドアを楽しむヒントがいっぱい! 「MOTOR CAMP EXPO」で見つけた注目ブランド5
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • クルマ

    2021.07.13

    クルマとアウトドアを楽しむヒントがいっぱい! 「MOTOR CAMP EXPO」で見つけた注目ブランド5

    7月3~4日、大阪・万博記念公園で行なわれた「MOTOR CAMP EXPO 2021」は、キャンピングカーや車中泊を快適にするギア、キャンプ用品を展示・販売するイベントだ。会場内には全国のキャンピングカーショーで見かけるメーカーが多数あったが、そのなかには近畿エリアに根ざしたメーカーが点在。
    ほかの地域ではなかなかお目にかかれないユニークな製品たちを集めてみた。

    手頃な価格と大きくて積み込みやすいラゲッジに目をつけ、プロボックスのカスタムを行っている「PROBO STYLE」(https://www.probostyle.com)は、木製アームレスト、トレイなどの内装アクセサリーを多数展示。レザーや木を取り入れるだけで雰囲気がよくなり、ドライブが楽しくなる。

    プロボックスの飾り気のないラゲッジは箱物を積み込みしやすく、それがキャンプ向きと言われる大きな理由なのだが、いかんせん味気ない。

    「ラゲッジシートカバー」(25000円〜)は自動車用難燃ビニールレザーで作られており、採用するだけで明るい雰囲気に変身。汚れにくいのでキャンプ用品を気にせず載せられること、そして下敷き用ウレタン材付きなのも気が利いている。

    マスタードやブルーグレイ、ダークブラウンなど5色から選ぶほか、少し値がはるがカラーオーダーも可能だ。

    年末より販売予定のラゲッジキャビネット(7万9200円)。

    アイアン製の脚に板を載せるというもので、板は3分割でき、取り付けも取り外しも簡単にできる。素材は店舗の床材に使われている板なので傷つきにくいとのこと。板は4色から選択できるので、プロボックスオーナーは今からじっくり検討しておこう。

    軽自動車を車中泊カーにカスタムできる「ぷちキャン」

    スズキ門真販売「カーショップアシスト」が企画したオリジナルキット「ぷちキャン」(https://petit-cam.jp)は、もともと車体にあいているサービスホールを利用して簡単に取り付け・取り外しができるというものだ。エブリィだけでなく、日産・NV100クリッパーやマツダ・スクラム、三菱・ミニキャブなどにも搭載できる(キットにより対応車種、グレードは異なる)。

    キットはいずれも国産の桐やアカマツを用いており、木の香りとぬくもりが心地いい。いくつか種類があり、写真は「ヴィラⅡ」(標準キット60万5000円、コンプリートカー160万6000円〜)

    キットならDIYが苦手でも装着するだけ。簡単だし、自分で取り付けたという満足感も得られるのだが、気になるは電気関係だ。

    専用工具がないとせっかくキットのキャビネットにコンセントが付いていてもうまく接続できないのでは……と不安になるが、カプラーで接続するので心配無用。

    また、マットは表と裏で硬さが異なる2ウェイ仕様、室内の簡易テーブルは取り外して車外でも使えるなどこだわり満載。オプションで外部電源やソーラー充電も用意されている。

    バックドアに取り付ける小物入れ、遮光暗幕カーテン、網戸など安眠のためのオプションも用意。

    ちなみに、スズキ販売店だけあり、ジムニー用の「コンパクトフラットベッド」(シングル66000円〜、1セット121000円〜)と後部キャビネット「ユーティリティBOX(63800)も用意しているので、ジムニーオーナーはチェックしておきたい。

    いわゆるオリコンで、中に取り外し可能な防水シートを装備したぷちキャンオリジナル「折りたたみコンテナBOX」(3000円)。濡れた靴やレインウエアの収納、キッチンペーパーなど濡らしたくないものの保管に便利。もちろん重ねられるし、使わないときはぺたんこにたためる。

    取りまわしやすい8ナンバー「corobee

    カローラ滋賀(https://shiga.corolla-dealer.jp)のオリジナルキャンピングカー「corobee(カロ・ビー)」(4334000円〜/展示車両4581500円)。ベース車両はタウンエーストラックで全長4520mm、全幅1800mmという扱いやすいサイズに必要な機能をギュッとまとめている。

    高さは2250mm。都市部の駐車場利用には少々制限があるが、高架下などで立ち往生することはまずない。

    展示車両に搭載されているオプションは、バックアイカメラ、500Wインバーター、カーゴハッチ。外からアクセスできるカーゴハッチは、大きく開くのでBBQコンロなど大きな道具、重いものを出し入れしやすい。

    コンパクトな車体だが、ポップアップルーフなので立って移動OK8ナンバーなのでキッチンも立って作業できる。

    乗車定員は6名で就寝定員は大人3名(または大人2名+子ども2名)。対面シートを広げれば1130×1870mmのベッド、さらに運転席の上あたりに収納されているベッドマットを使えばポップアップルーフに1150×1800mmというゆったりしたベッドスペースが生まれる。

    後部の常設ベッドは600×1700mm。常設ベッドのマットを取り外して収納庫とするのもよさそうだ。

    組み立ても組み換えも六角レンチひとつでOK

    車内泊カーやキャンプギアを作る際の強い味方となりそうなのが「Dotsubo」(https://www.dotsubo.jp)のアルミフレームとパーツ類。

    軽くて丈夫なアルミフレームをジョイントパーツでつなげていくわけだが、T字接続、L字接続はもちろん、可動型のコネクト、スライダー、引き出し用のハンドルなど多種多様のパーツを用意しており、棚やテーブル作りは思いのまま。

    板を差し込むシェルフ用の脚はキットとして販売している。写真の3脚セットが12100円〜、短い脚のない2脚セットは8230円〜。

    Dotsuboのアルミフレームは、六角レンチひとつで組み立て・分解ができるのが特徴だ。車内用の棚など、計算して作ったのに思わぬ出っ張りに遮られることがあるが、慌てず分解して微調整できるというわけ。もちろん、クルマの買い替え時にも組み換えて対応するなんてことも可能だ。

    ちなみに写真はスライド式の収納棚だが、アルミフレームを用いたハイエース用スライドキャリアと車中泊ベッドのキットも用意しているという。自分で設計するのはハードルが高いと考える人も、キットなら安心だし、キットをベースにしてアレンジするのも楽しそう。

    生地や金具にもこだわる本気の国産「PUP TENT

    PUP TENT」(85800円)は、長く国内で旗を製造してきた工房が昨年10月より立ち上げた「ノーリミッツプロダクツ」(https://yuri-flag.com/company/)が手掛けるソロ用フロアレステント。国産の厚手帆布で作られており、ZIPPOの炎を近づけるデモンストレーションが行われるほどの難燃性が自慢だ。

    ノーリミッツプロダクトの柴田さんによると「一口にコットンと言っても、中には繊維と繊維のすき間が大きいものがあるんです。よくコットン製テントは燃えにくいと言われますが、繊維同士のすき間が大きい生地だと、火を近づけると空気が供給されるので燃えてしまいます。このPUP TENTが燃えにくいのは繊維が密であるため。それに繊維が密だから水を通しにくく、生地が水を溜め込みます。PUP TENTはパラフィン樹脂加工を施していて弱撥水でもあるんですよ」。

    ポール別売、生地はブラックカーキ・オリーブドラブ・サンドベージュの3色から選べる。

    生地から縫製まで国内産。似たデザインのパップテントは多いが、ノーリミッツプロダクツのPUP TENTは金具に特徴がある。

    ファスナーやスナップボタンのものが多いが、前面パネルは両側にファスナー、さらにその外側にはひねりフックを採用して開閉できるようになっている。

    ひねりフックは楕円形の穴に金具を通した後、ひねって留めるものでスナップボタンやトグルよりも操作が簡単だし、無骨なイメージを演出できる。他社ではこの金具調達がむずかしいのだという。

    PUP TENTのほかにも薪つかみ用トングやナタ、足踏み式の薪割り機なども扱っているが、やはりノーリミッツプロダクツでは布製品に注目したい。

    写真中央はペグ用ケース。PUP TENTと同じ厚手帆布で縫い目もしっかりしているため重量級のペグをいれても不安はない。

    縦長・筒状のダッフルバッグをイメージしたデザイン。

    ハトメから金具を通し、そこにカラビナを引っ掛けて閉じる。

    テントの設営・撤収時にはペグケースをベルトに引っ掛ければスムーズに作業が進むし、ペグの置き忘れ防止にも役立つ。この金具もレアだそうで、ミリタリーテイストが好きな人に刺さりそう。

    近畿エリアで評判の5つのブランドはどれも勢いを感じるものばかりで今後も注目したいものばかり。そのほかの地域にも、きっと優良ブランドがあるはずだ。

     

    私が書きました!
    大森弘恵

     

    フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。https://twitter.com/utahiro7 

     

     

     

     

     

    NEW ARTICLES

    『 クルマ 』新着編集部記事

    ジープの電気自動車が初登場! 悪路走行モードも付く“野性仕様”なのだ

    2024.11.20

    走るポタ電に試乗!ホンダ「N-VAN e:」で叶える電動アウトドアライフ

    2024.11.19

    車中泊で日本一周するのも夢じゃない!必要なもの・費用・注意点などを紹介

    2024.11.19

    2年間の旅の途中に起こったキャンピングカーのトラブル。対処と予防はどうする?

    2024.11.17

    軽バンはかっこいい!アウトドアにも日常にも活躍する人気車種を紹介

    2024.11.14

    デュカトがベース!イタリアのキャンピングカーはエレガントだぞ

    2024.11.10

    マツダの7人乗りSUV「CX-80」に試乗!価格や内装、燃費は?辛口評価も

    2024.11.09

    ホンダ「ZR-V」のサイズは、名車CR-Vとほぼ同じ。実燃費は?

    2024.11.07