1961年に登場し、ルノーを代表するコンパクトカー「キャトル」の商用車バージョン「キャトル・フルゴネット」をはじめとして、1985年デビューの「エクスプレス」も引き継ぐ形で誕生したのが、ルノー「カングー」。
日本国内では2002年に初代がデビューし、2009年に2代目へと進化した。広大な室内スペースや、愛らしいスタイルは、日本国内でのファンも多く、オーナーズミーティングも開催されるほどの人気グルマである。
昨年には、1.2リッターターボにデュアルクラッチ式6段AT組み合わせた新グレードも登場し、走りや燃費にも魅力が増している。
まるでバスクシャツのように、男女問わず似合うのが「カングー」の魅力。さらに、適度な道具感や愛嬌があるスタイルは生活臭を感じさせないのもいい。そんなお洒落な「カングー」をベースに、キャンピングカー風に仕上げたのが、こちらの「カングーポップ」だ。
パッと見はノーマル「カングー」との違いに気づくこともほとんどないが、天井部分のポップアップルーフを開ければ、ただでさえ広い車内が、よりいっそう開放的な空間に早変わり。
「ホワイトハウス」というメーカーは日本で一番ポップアップルーフを製作しているだけに、2ピース構造による強固な作りや耐久性は折り紙付き。
ルーフテント部分にはメッシュウィンドーも装備され、通気性がよく夏場でも快適だ。
ルーフベッドのサイズは1880×1030mmと大人2人がゆったり寝られる設計。
セカンドシートを前倒しして、荷室と合わせてセットするマルチソファーベッドは、荷室を広く使いたいときは取り外しもでき、秀逸。
リヤゲート側からコの字のソファでまとめたレイアウト。女性や子供でも簡単にベッド展開が行えるのもうれしいポイント。こちらのベッドサイズは1830×1130mm。
生地は、テキスタイルオレンジのほか、フェードブルーも用意。