軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパを抜けてアフリカに上陸。西アフリカのプチ地獄をくぐり抜けて、南アフリカの喜望峰にゴールイン。現在は、ヨーロッパから日本に向かって爆走中!
軽自動車を貨物船に乗せて、ケニアからポルトガルへ送りました。到着までにひと月以上かかるので、その間、アイルランドへ飛びます。キャンピングカーを借りて、アイルランド一周です。
前半2週間は南側、後半11日間は北側と2回に分けました。前半と後半でレンタカー会社を替え、キャンピングカーを比較しています。
レンタルしたキャンピングカーは、TOYOTAのVOXY
レンタカー会社は、Wicked Campers。一番安いキャンピングカーのレンタル会社です。
車の特徴は、品のないストリート・ペイントです。オーストラリアでよく見かけたのを覚えています。車に傷が増えると、イラストを描いて隠しているんじゃないですかね(邪推ですけど)?
写真左側の車に似た最安の車を予約しましたが、なぜか安い値段で右側の高い車を貸してくれました。ごっつあんです!
レンタル代は、2週間で903ユーロです。日割りにすると、1日64.5ユーロ(日本円でおよそ7,602円)。
装備は、シンクと水道、クーラーボックス(冷蔵庫ではないから、牛乳が腐った!)、鍋、フライパン、ナイフ、フォーク、皿、ガスコンロはひとつ(火力が弱いのが難点)。
下の写真の白く四角いのは、ピクニックテーブルです。折りたたみの小さな椅子が2脚。
室内です。4年間も軽自動車に住んでいたボクらには、御殿のように広いです。
寝室を書斎に変えるときは、
キャンプ場のコンセントを使うために、専用プラグを買いました。17ユーロとは高い!
前半戦は、南まわり。
アイルランドには、「ワイルド・アトランティック・ウェイ」と呼ばれるドライブコースがあります。全長2,500kmは世界一長い海岸道路で、西側の海岸線は概ね「ワイルド・アトランティック・ウェイ」です。
目印の標識は、
我が家の辿ったルートは、
とくに西側の連続する半島地帯が、風光明媚。トム・クルーズの映画「遥かなる大地へ」の世界です。
無料で車中泊できる「WILD CAMPING」があるのに!
アイルランドには無料で車中泊できる「WILD CAMPING」があります。
これを精一杯利用して旅費を浮かすつもりでしたが、当てが外れました。たまにあっても、夜間はロックされたり。
WILD CAMPINGを利用できるのは、トイレ付きの大型キャンピングカーのみ。
悔しい〜!
WILD CAMPINGは海の目の前だったり、
普通の駐車場だったりします。
ベストキャンピング第3位は、崖!
前半戦のベストキャンピングを選びました。
第3位は、崖の上キャンピング!
Caherdaniel:Crest Caravan Park(一泊25EUR/電気無料)
絶景です。
景色を邪魔する柵がないのがいいです。
たっぷりと夕日を楽しみました。
荒ぶる波を見ながら、お茶タイム。ちょっと寒いけど。
ベストキャンピング第2位は、牛!
第2位は、牧場のキャンプ場です。
Waterford:Roches Campervan And Campsite(一泊20EUR)
牧場の隅っこにある、小さなキャンプ場です。
電気代無料で喜んでいたら、シャワー代は別途1ユーロで悲しみます。ちなみに、多くのキャンプ場の電気代は1日4ユーロもします。
小さなキッチンがあり、冷蔵庫やガスコンロ、電子レンジが使えます。
目の前の海は、干潮になると歩けます。
ベストキャンピング第1位は!
アザラシ・キャンピングです!
Wicklow:Wolohan’s Silver Strand(一泊23ユーロ)
キャンプサイトからプライベート・ビーチに下りると、
アザラシがいます。
これは可愛い!
誘拐したい!
サイトも絶景です。
サイドブレーキを引き忘れると崖から海に落ちそうですが、すっかり気に入って連泊しました。
インターネットが使い放題!
アイルランドのインターネットは安いです。
Threeという会社のSIMカードは、20ユーロで使い放題!
パスポートを見るでもなく、アクティベートするでもなく、15分後には繋がる簡単SIMです。
雨が降った日は、車中泊しながら動画ざんまいでした。
次回は、アイルランドのPART2です。
嵐の夜、WILD CAMPINGにトイレを発見! しかし……。
PUBの駐車場も狙い目です!
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。