前回(https://www.bepal.net/cars/camping-vans/93170)に引き続き、クナウスのキャンピングトレーラーを紹介していこうと思います。今回、紹介する「スポーツ&ファン480QL」は「これぞ基地!」と呼ぶに相応しい、アウトドアやアクティビティ好きにお薦めの道具感ある作りが魅力のモデルです。

KNAUS Sport&Fan 480QL Black Selection
まずは外観から紹介していこうと思います。日本未導入の通常モデルはブルーとグリーンを使った好みが分かれるポップなカラーリングが特徴なのですが、この「ブラックセレクション」はその名の通り、シックな色遣いを施した1台。
シャーシは強度の高いAL-KO製のVarioXを採用し、軽量でありながらも積載性にも富んだ性能を実現しています。

ボディ下部には積載のためのラダーが格納できるよう設計。写真のように室内にバイク用ラックをセットすればバイクの固定も楽に行えるほか、出し入れも楽々!
欧州モデルのなかでも個性的なスタイルは、フロント左側とルーフに窓を設けてあり、大きめの外部アクセス扉も備えています。また、ルーフレールやラダーを標準で装備し、ルーフトップにカヤックといった遊び道具の積載も可能。さらにサイドはもちろんのこと、リヤにも幅920mmの大型エントランスを搭載しています。この大型リヤエントランスにより、小型バイクやサーフボードといった長尺物が簡単に出し入れできます。こうしたことからも見て取れるように、スポーツ&ファンは「外遊び」のために作られたキャンピングトレーラーなのです。

L字ソファを採用したリビング。テーブルを下げて背もたれをセットすればベッド展開も可能。また、奥に見えるキャビネットにはオットマンも格納されている

常設ダブルベッドの寸法は1428×1988mm。ベッド下収納庫へのアクセスもベッドフレームにダンパーが内蔵されているので簡単に跳ね上げられるので面倒がない
インテリアのほうは2つのエントランスをカーブした動線で上手く結びつつ、キッチンとL字ソファのリビングを配置。前方には常設のタブルベッドが置かれ、ベッド下が広大な収納庫になっているほか、ベッド上にも小物を置くのに便利な収納スペースを設けています。後方は左手にワードローブとやヒーターをビルドインしたキャビネットを配し、右手をサニタリールームとしている。このサニタリールームはトイレとして利用できるのはもちろん、技ありのスライドフロアを搭載しているので、広大なシャワールームに変身! 使い勝手も抜群となっています。

3口コンロはガラストップのため、調理台としても利用が可能。キッチン右脇には142Lのタワー式冷蔵庫が家具内に備わる

サニタリールームはカセット式の電動水洗トイレと洗面台を搭載。また、最下部にある取っ手を引っぱればフロアが手前に拡幅でき、広々としたシャワールームになる
ボディサイズは全長×全幅×全高で6250×2320×2570mmで車重は1315kg。これなら日本でも扱いやすいサイズと言えるでしょう。就寝定員はリビングのベッド展開も含め、大人4名。とはいえ、大人2人の遊びの基地として贅沢に使うのがお薦め。お洒落かつ機能的なキャンピングトレーラー。価格は410万円〜。
問い合わせ先/インディアナ・RV
www.indiana-rv.net
構成/伴隆之