プロのスゴ技!防災対策も考慮した、快適車中泊テク
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    2020.12.03

    プロのスゴ技!防災対策も考慮した、快適車中泊テク

    災害時も見据えた
    プロのスゴ技が満載!

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    ・体に負担をかけない休息・睡眠には広い車内スペースの確保はマスト。使わない荷物はルーフボックスへ

    ・エンジンを切っても電気を使えるようバッテリーを交換

    ・床は冷感仕様の厚めの長座布団×3セットの上に、防水機能のある冷感シーツを重ねる

    ・2つのソーラーパネルを広げて常時充電。これでご飯を炊くことも!

    ・自転車は積んでおくと車を動かしにくいシーンで役立つ

    救急救命士
    小澤貴裕さん(47歳)

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    ビジネスパートナーの青澤さおりさんは、キャンプ仲間でもある。

    長年、救急救命士として活動した経験をもとに、現在アウトドア遊びと災害対策を楽しく両立できる方法を広く提案している。

     

    ホンダ フリードスパイク ハイブリッド×救急救命士

    小澤さんは救急救命士としての経験を活かし、 ペットボトルを使用した心肺蘇生訓練キット「CPRトレーニングボトル」や救命アプリ「Coaido119」の開発を手がけてきた。子どものころはボーイスカウトに所属し、現在も釣りや自転車などのアウトドア遊びが大好きだという。そんな小澤さんが今注目しているのが、エンジンを止めても快適に車中泊できるオフグリッドなスタイルだ。

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    「エンジン始動用のバッテリーを、大容量かつ繰り返し充電しても劣化しにくい高性能リチウムイオンバッテリーに交換してあるんです。そこに太陽光による充電システムを組み合わせることで、エンジン停止状態でも様々な電化製品を使えるようにしました。キャンピングカーなどではサブバッテリーを別に搭載しますが、それだと車内が狭くなってしまう。でも、コンパクトな車でも車内になるべく置かないようにすれば、快適に車中泊できます。ちなみにこのバッテリーは残量が20%になったら自動で電源がカットされるので上がってしまうことはありません」

    こうして愛車を普段使いにしつつ、外遊びのベースキャンプや、災害時の備えにもしているという小澤さん。

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    「レジャーとして普段から車中泊に慣れておくと災害時にも役立ちます。避難時に不自然な姿勢や硬い床で寝てしまうと血流が悪くなって肺塞栓症(エコノミークラス症候群)などを発症するリスクが高まります。だからしっかり体を伸ばして寝られる環境をあらかじめ整えておくことはとても意味のあることだと思っています。特に避難生活はストレスが大きく、水分が十分補給できないこともあるので、血栓ができやすくなります。私は以前、台風被害で自宅周辺が停電してしまった際、この車で避難したのですが、寝食だけではなく、仕事もいつもどおりこなすことができました」

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    全長×全幅×全高=4,210×1,695×1,715mm 排気量・エンジン=1,496cc水冷直列4気筒

     

    ソーラー発電システムは自作!

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    2枚のソーラーパネルで最大150Wの発電が可能。充電・放電の制御を行なうチャージコントローラーを経てバッテリーへ。

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    お米だって炊けます!

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    エンジン始動用のバッテリーを高性能なリチウムイオンバッテリーに換装。

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    バッテリーの残量等は専用のアプリで確認できる。

     

    体を伸ばせる寝床が鉄則!

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    狭い寝床で丸まって寝ると血流が悪くなり、肺塞栓等を引き起こすリスクが高まる。そのため、無理に荷物を詰め込まず就寝スペースをゆったり確保する。

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    車内をなるべく広くするため使用頻度の低い荷物は屋根へ。立体駐車場に止められるよう薄型のルーフボックスを装備。

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    荷室は突っ張り棒とメタルラックを組み合わせてキッチンとして使えるように。小物類はカラビナで吊り下げる。

     

    助手席はオフィスとしても活用してます

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    エンジンを停止しても電源が使えるので、いつ、どこにいてもオフィスに早変わり。

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    小澤さんが開発したペットボトルで心肺蘇生法を学ぶ「CPRトレーニングボトル」を実演。

    もちろん遊びも満喫!

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    キャンプのほか、自転車やボルダリング、ローラーブレードなどのアクティビティーが大好き!

     

    こだわりの防災対策ポイント

    1発電システムは大容量を確保できるよう自作

    2エンジンを切っても電気を使えるように

    3体を伸ばして休めるスペース作り

    ※構成/佐藤旅宇 写真/松井 進 
    撮影協力/オートキャンプ・フルーツ村 0439(38)2255

    (BE-PAL 2020年10月号より)

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