クイックパンという名のスキレットパンレシピ
クイックパンはビニール袋で混ぜて作る、手軽で簡単な平焼きパンです。
イーストを使わず、ベーキングパウダーでふくらませるので発酵いらず。「作ろう」と思ってから食べはじめるまで、30分くらいで出来てしまうのが魅力の便利パン。
ビニール袋(ボウルでも代用可)が一枚あれば、混ぜるところからこねるところまで作れてしまうので、洗いものが減って手間いらず。キャンプ場での調理に最適なパンといえますね。
色々なアレンジが出来るクイックパン。今回は朝食や軽食にピッタリ。子どもに人気の、コーンとベーコンの入ったおかずパンをご紹介します。
材料を揃えよう
<コーンとベーコンのクイックパンの材料>
【材料A】袋に入れて混ぜておく粉類
・薄力粉 220g
・三温糖(上白糖でも可) 大さじ2
・塩 少々
・ベーキングパウダー 小さじ2(8g)
【材料B】水分
・オリーブオイル 大さじ1
・卵(Mサイズ) 1個
・牛乳 100ml
【材料C】具材
・粉チーズ 大さじ1
・ベーコン 50g
・コーン 50g
☆分量外:オリーブオイル 少々(スキレットに塗る用)
※牛乳を携帯する際は、常温保存可能な200mlパックが便利です。牛乳が用意できない場合は、粉類の材料にスキムミルク大さじ2をプラスし、水100mlを加えることで代用可能です。
<使用する道具>
・スキレット(直径20cm程度のもの)
・丈夫な食品用ビニール袋、もしくは保存袋
・軽量カップ
・スケール(はかり)
・大さじ、小さじ
・キッチンペーパー
・フライ返し
・鍋敷き、ハンドルカバー
※クイックパンの基本は弱火調理です。熱源はガスバーナーやカセットコンロなど、弱火に調節できるものを用意してください。
炭火の場合は火を起こしすぎると焦げやすくなるので、遠火にするなどして、火力を調節します。
必ず上記の道具全てが必要なわけではありません。状況にあわせて、必要なものを準備しましょう。
コーンとベーコンのクイックパンの作り方
1.【材料A】を、ビニール袋や保存袋にひとまとめにして入れます。
粉類はキャンプに行く前に、こうして混ぜたものを持って行くようにするのが、便利でおすすめです。
2.粉類を入れた袋を開け、【材料B】をすべて入れます。
3.しっかり袋の口を閉じ、袋の上から手でもんで混ぜていきます(あまり強くもみすぎて、袋がやぶけてしまわないように注意しましょう)
4.【材料C】をすべて入れて、袋の口を閉じ、軽くもんで混ぜます。全体的にまとまったら、生地のでき上がりです。
これをスキレットで焼いていきます。
5.オリーブオイル少々(分量外)をスキレットに塗ります。キッチンペーパーなどで、まんべんなく塗っておきましょう。
生地を入れ、のばして平らにします。
6.弱火にかけ、7分焼き、裏返してさらに7分焼きます。ひっくり返した時に、写真のような焼き色がついていればOK。
7.両面に焼き色がついたら、できあがりです!
調理の際の注意点やアレンジの具材など
スキレットを掴むときは、かならず鍋つかみやハンドルカバーを使用してください。持ち手までとても熱くなるので、火傷には注意が必要です。
生地に厚みがあるので、中までちゃんと火を通すために、弱火でじっくり焼くのがポイントです。焼き色がうまくつかない場合は、仕上げに中火にして余分に加熱すると良いでしょう。
塩気があって甘みもある、しっとりさっくり、食べごたえのあるクイックパン。中に入れる具材を工夫することで、アレンジも自由自在です。
たとえば、
(1)黒練りごまを大さじ2、黒ごま大さじ1を足せば、風味豊かな黒ごまパン。朝食や軽食におすすめ。
(2)粉チーズ大さじ1、シュレッドチーズ50グラムを足せば、香ばしいチーズパン。こちらは食事だけじゃなく、お酒のおつまみにもなりますよ。
【材料C】の部分をこんな風に変えていくことで、さまざまなバリエーションが楽しめます。
前の日にあまった食材を入れたり、シンプルに焼いて果物と生クリームを添えたり。
私もキャンプのたびに作るクイックパンですが、色んなアレンジで飽きずに食べられます。
こねる必要なし。発酵もなし。キャンプ飯初心者にも失敗なしのクイックパン。次のキャンプで、ぜひ試してみてください。