イタリアの伝統食材を使ったスキレット料理
こんにちは。お外でカンパイ! が生きがいの植村遊希です。今回は特別な食材、「ラルド」を使ったレシピのご紹介です。
ラルドとは、イタリア語でラードのこと。良質な豚の背脂の塊に塩やハーブを擦り込み、大理石の箱の中に重ね入れ180日以上発酵熟成させた生ハムの一種です。イタリア北西部に位置するコロンナータ村に古くから伝わる伝統製法で作られています。
塊のラルドを薄く削るようにスライスし、そのまま食べるのが一般的です。そのほかに、トーストしたバゲットや蒸かしたてのお芋に載せて食べたり、パスタやアツアツのごはんに載せても美味です。
融点が低く、体温でも溶けてしまうほど。スライスしてそのまま口に運べば、熟成された甘みのある脂がとろけて、それはそれは魅惑の美味しさなんです!
そんな禁断のラルドを、今回はスキレットでソテーした野菜とバルサミコビネガーでさっぱりといただくレシピを作りました!
「温野菜マリネ ラルドのせ」のレシピ
<材料>
ラルド お好みの量(できるだけ薄くスライスする)
菜の花 70g
ごぼう 50g(5センチ程度の棒状に切る)
タマネギみじん切 20g(目が細かい方が食感が良い)
バルサミコビネガー 大さじ2
塩 少々
炒め油 適宜
<作り方>
バルサミコビネガーに、みじん切りにしたタマネギを加え混ぜ合わせ、マリネソースを作っておく。
熱したスキレットに油をしき、ごぼうから炒め始める。ごぼうの表面がこんがりしたら菜の花を加え、塩を2つまみほど振る。葉がしんなりして、若干焦げ目がつくくらいまで炒める。
火が通ったらボウルに移し、マリネソースとさっと混ぜ合わせる。
火から下ろしたスキレットに戻し、温かいうちにラルドを載せる。とろけたラルドで野菜をくるんで一口で頬張ってください! この料理にはこの自然派ワインなんていかがでしょう。
細かく弾けるガスが心地よい微発泡タイプのワインです。とても濃いイエローが印象的で、果実を煮詰めたような凝縮館とハチミツやべっこう飴のようなニュアンスがあります。複雑でコクと奥行きのある味わいで、温度変化するのも魅力。最初は冷え冷えにして飲みつつ、徐々に温度が上がっていく味わいの違いもお楽しみください。しゅわしゅわとした微発泡の爽快感がラルドのとろけた脂とバルサミコビネガーの酸味によく合います。
また、べっこう飴のような香ばしいニュアンスが、こんがりと炒めた野菜の焦げの風味を美味しくひきたててくれるので、ぜひ焦げることを恐れずに炒めてみてくださいね!
さあ、お外でカンパイ! 美味しくて楽しくて、今日も幸せ。
ワインセレクト協力/ 川越角屋酒店
ラルドが買えるお店
PIATTI(ピアッティ)
東京都目黒区駒場4-2-17 清水ビル1F
営業時間:11:00〜20:00
定休日:毎週月・火曜(祝日営業)
www.piatti.jp