走ってない時も発電できるようにソーラーパネルを取り付ける
撮影に出かける時の移動基地が、このキャンピングカーの大きな目的。パソコンを使ったり、カメラの電池の充電も頻繁に行う。もちろん走行中に充電は可能だけれど、料理中に換気扇を使ったり、室内灯など走ってない時も電気を使いたい。ということで今回は、ソーラーパネル、バッテリーを取り付けてみる。
天井に穴を開けてソーラーパネルを設置
助手席の上に作った木製フレームにソーラーパネルを取り付ける。取り付けには直角になった金具を木製フレームにをねじ止めして、さらにソーラーパネルのアルミフレームにタッピングネジで直留めしていく。
ケーブルがそのまま外気にさらされていると、表面が劣化しやすくなると思ったので、ポリエチレン製の筒状になったスプリットルームを巻きつける。
換気用の天窓を取り付けた時(https://www.bepal.net/cars/camping-vans/153278)に、天井の鉄板を切って穴を開けた。これには防錆処理、防水処理をして、結構手間がかかった。大事な車の天井に大きな穴を失敗せずに開ける、これが結構大きなストレスだった。
ソーラーパネルから出ているケーブルを車内のバッテリーに繋げるには、車体のどこかにもう一度穴を開けなければならない。さて、どうしたものか?
あれこれ考えた挙句、換気用天窓を取り付けるために角材で作った土台の側面、そこに穴を開けることにした。
穴の防水処理をする
角材で作った換気用天窓の土台はレジンとグラスファイバーで防水処理をしたにもかかわらず、ケーブルを通すために穴を開けたことによって、また防水処理をしなければいけない。
オンラインショップでソーラーパネルを探していたときに、配線を車の屋根や壁面を通す時に使うカバーを見つけたので、それを使うことにした。カバーの幅が天窓の土台の高さよりも広いので、少し削ることに。
また土台表面が平らでないから、接合部分の防水処理に欠かせないブチルテープを重ねて、それでも心配な箇所はシリコンコーキングを塗る。ケーブルが通る穴にも、念のためにシリコンをたっぷりと塗る。そして最後にカバーをネジ留め。プラスチック製なので、割れないように注意が必要。
車内にキッチンと冷蔵庫を設置
暑い日は冷たいビールが飲めたら最高!という事で、小型の家庭用冷蔵庫を乗せたい。その上の空いたスペースを充電用コントローラー、配電スイッチ、ケーブル類のスペースにする予定。だったらこの際、冷蔵庫も乗せて、棚も作ってしまおう!
車内左側にキッチンを作って、冷蔵庫も左側に載せた。左右の車体重量のバランスが左に偏っている。という事で、重たい充電用のバッテリーは右側、助手席真後ろに取り付けることにした。バッテリーは、この車の走行に使われているものと同じものにした。ユーコン準州内の僻地でもしバッテリーが上がってしまうと、携帯電話の電波が繋がらないどころか、次にいつ車が通って助けてくれるか分からない。そんな事が起こった時の予備バッテリーとして使えるように、同型のものを選んだ。
自動車用バッテリーには有害な液体が入っているから、箱に入れてきっちり固定しておきたい。コロナ禍が始まってから材木の値段が徐々に高騰し続け、今では1年前の3倍にもなってしまった。バッテリー用ケースを自分で作ろうと思ったけれど、少しでもコストを抑えるために黒いプラスチック製の既製のものを使う事に。これだとたったの15ドル、おそらく角材とベニア板で自作するより安くて早い。
2x2角材でバッテリーケースを固定。その横には後々バッテリーを増設できるように、スペースを残しておいた。
ソーラーパネルの接続成功!
ソーラーパネル、チャージコントローラー、バッテリーの順で繋ぐ。チャージコントローラーは発電した電気をバッテリーに送ってくれたり、照明などを使うときにバッテリーから電気を供給してくれる。繋いでみたら、バッテリーの充電状況、残量なども表示してくれて、何かと便利!とりあえずはうまくいった!
ソーラーパネルとバッテリーを繋ぐチャージコントローラーや配線類は、換気用ファンのすぐ隣の棚に仕込めた。配線をもう少しまとめられると、車内の見た目がスッキリしていいなぁと思いつつ、とりあえずはソーラーパネルの接続成功!
さて、次回は車内の配線編!お楽しみに!