凹凸のないフラットなスペースを確保
海外旅行の定番ギアといえばホイール付きの大型バッグ。しかしバッグに高い機能を求めれば求めるほど自重が増し、結果として詰め込める荷物が目減りしてしまう。そんなジレンマを一気に解決したのがアークテリクスのこの新型ダッフル「ローリングダッフル」だ。
最大の特長はバッグ内部からフレームとハンドルを排除してパッキング効率を最大化したこと。デッドスペースがないので嵩張るギアも収納しやすい。また、登山用パックに使う軽量マテリアルをミニマルなデザインに落とし込むことで、容量80ℓで3.36㎏、容量110ℓで3.5㎏の超軽量を達成。このおかげで航空各社の上限重量(多くの場合は25㎏)までふんだんにギアが詰め込める。
バッグ内部からフレームを排除することで凹凸のないフラットなスペースを確保。デッドスペースがないからパッキングの効率がいい。
アウターフレームには強靱で割れにくい6000系のジュラルミンを採用。これがハンドルを兼用するのだが幅が広いのでハンドリングがしやすい。
個人的に面白いと思ったのはバッグ本体の6面8角をすべて丸めてあることだ。傷みやすい角がないから、輸送業者に引きずり回されたり、空港のコンベアで手荒な扱いを受けてもダメージを受けにくいのだ。
ルックスはアークテリクスらしくクールで都会的だが、機能はすんげーワイルドなのである。