重量わずか490g! 登山の持ち物にも問題なし
椅子があるのとないのとではキャンプの快適さが天と地ほども違う。でも重量を考えると登山やトレッキングには持っていけないのが現実だ。
ところがこの春、重さがペットボトル1本分ほどしかない超軽量チェアが日本上陸し、ハイカーを狂喜させているのだ。
作ったのはヘリノックス。同社は高い強度と柔軟性を持つ軽量アルミニウムポールを採用したアウトドアファニチャーブランドで、「チェアワン」という折りたたみ椅子で有名だ。
今回登場した「チェアゼロ」はその軽量バージョンで、本体重量490gという驚くべきスペックを達成。従来のチェアワンが890g、クレイジークリークの座椅子(ヘックス2・0)でさえ614gだから、コイツがいかに軽いかわかるだろう。
スタッフザック込みの重量は510g。これは500㎖のペットボトル飲料とほぼ同じだ。これなら登山やトレッキングにも持っていける。
チェアワンに比べると6㎝ほど座面が低くなり、沈み込みも浅くなったので立ったり座ったりはしにくくなったが、思い切り背面によりかかり、足を前面に投げ出すようにするとグッと安定感が増す。つまり「なるべくだらしなく座るといい」のだ。
シートには軽量で引き裂き強度に優れるポリエステル・リップストップを採用。座面高は28㎝。耐荷重(静荷重)は120㎏までだ。