お洒落で使い勝手もいいスノーピークチタンマグ
キャンプ用のコップでおすすめしたいのが、スノーピークのチタンマグです。
見た目はもちろん、機能性の高さも人気のチタンマグカップ。
チタンは軽くて丈夫、さびにくい金属です。また金属なのに金属独特の臭いが少なく、口触りが良いという特徴があります。強度は鉄のおよそ2倍、アルミニウムの約3倍。しかし軽さは鉄の3分の2程度です。
まさにアウトドア向けの金属素材!
スノーピークのチタンマグはシングルとダブルの二種類があります。違いは、名前のとおり一重構造か二重構造かということです。構造が違うことで、何が変わってくるのでしょうか?
今回はスノーピークチタンシングルマグ220とチタンダブルマグの特長と、性能がどの程度違うのかを検証してみました。
スノーピークチタンシングルマグ200の特長
一重構造
板の厚みが0.4ミリのチタニウムを使用した一重構造になっています。一重なので軽くて、持ち運びに便利です。
一枚板で作られた一重構造のため、チタンダブルマグと比べて手ごろな価格で購入できます。
軽い
チタンシングルマグ220は45グラム、チタンダブルマグは75グラム。チタンシングルマグ220の方が30グラム軽く作られています。
初めて手に持ったときは、金属のコップなのにこんなに軽いんだ!と驚きました。
キャンプは荷物が多くなりがちなので、どうしても重たくなります。たとえ小さなギアであっても、少しでも軽くしておきたいですね。
飲み口がカールしている
飲み口がカール処理されています。
口に触れた時に、熱がダイレクトにつたわらないようになっているので口当たりが優しくなります。
冬の寒い日に熱い飲み物を飲むときでも、口元が熱くなりすぎません。
スノーピークチタンダブルマグの特長
二重構造
カップが二重構造になっています。
二枚の板の間に空気の層が挟まれているため、保温力・保冷力が優れています。熱さは逃がしにくく、氷は解けにくいので結露しにくいのが大きな魅力です。
飲み口がうすい
チタンシングルマグとの見た目の大きな違いは、飲み口が薄くなっていることです。すっきりとして、上品な見た目になっています。
薄い飲み口だと、熱さが直に伝わるのでは?という心配がありますよね。しかし二重構造の特性上、熱い飲み物でも唇が熱くなりすぎないようになっています。
チタンシングルマグは直火OKって本当?
ネット上でよく「スノーピークのチタンシングルマグは直火にかけていい」という記事が見受けられます。しかしスノーピーク公式サイトで、そういったアナウンスはありません。
チタニウムという素材が熱に強い素材なので、自己責任で行なっている人が多いようです。持ち手や飲み口の部分が熱くなりすぎてやけどしてしまう可能性もありますので、おすすめできません。変色もしてしまいます。
特にチタンダブルマグは、二重構造のため火にかけると中の空気が膨張して破裂する危険がありますので、絶対にしないでくださいね。
温度の変化を実験
保温力・保冷力が高いというのは、本当でしょうか?実際に二つのコップと陶器の湯呑みを使って実験してみました。
保温力の実験
外気温11度C。それぞれのカップにお湯を注いで、10分後に温度を測定してみました。
入れたばかりのお湯は80度Cです。
結果:10分後 陶器の湯呑み…43度C チタンシングルマグ220…45度C チタンダブルマグ…47.5度C
たった10分ほどで、陶器とチタンダブルマグの温度差はなんと4.5度。
保温力は「チタンダブルマグ>チタンシングルマグ220>陶器の湯呑み」という結果になりました。
保冷力の実験
室温15度。氷を3個いれて、室内で30分後と1時間後に氷の解け具合をチェックしてみます。
<30分後>
<1時間後>
氷を取り出して、残った水の量を量ると、陶器の湯呑みは30cc、チタンシングルマグは20cc、チタンダブルマグは15ccでした。
保冷力も「チタンダブルマグ>チタンシングルマグ220>陶器の湯呑み」という結果になりました。
まとめ
スノーピークのチタンマグを使った実験は、保温力・保冷力共に「チタンダブルマグ>チタンシングルマグ220」という結果になりました。
軽さや値段の安さ重視ならチタンシングルマグ220、性能の高さ重視ならチタンダブルマグをおすすめします。
あなたは、どちらのマグカップが気になりますか?
スノーピーク チタンシングルマグ220
サイズ:口径67.2ミリ×高さ79ミリ
重さ:45グラム
容量:220ミリリットル
価格:2,100円(税抜)
スノーピーク チタンダブルマグ220
サイズ:口径70ミリ×高さ80ミリ
重さ:75グラム
容量:220ミリリットル
価格:3,680円(税抜)