今や複数持ちが当たり前。キャンパーに欠かせないシェラカップの魅力
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    2021.08.19

    今や複数持ちが当たり前。キャンパーに欠かせないシェラカップの魅力

    筆者私物。

    キャンパーにとって、シェラカップは欠かせないギアではないでしょうか。金属製の、取っ手が付いた器のような形状で、食事シーンにおいて特に活躍してくれます。

    そもそも、シェラカップというのは、アメリカの伝統ある自然保護団体「シエラクラブ」が製作した、「シエラカップ」が由来となっています。その画期的なギアは、次第にクライマーやキャンパーを中心に人気を博していきます。そこに目を付けた各メーカーが類似品として販売を始めたのがシェラカップ。結果として、幅広く認知されるようになり、現在に至っています。

    今では、様々なメーカーから、デザイン、材質、サイズなど、製品が豊富にラインアップされています。

    今回はそんなシェラカップの魅力について、触れていきましょう。

    シェラカップが複数あれば、色々な使い方ができます。

    種類が豊富

    冒頭でも触れたとおり、製品が豊富にラインアップされているシェラカップ。サイズやデザインもさることながら、材質だけでも、ステンレスやチタン、真鍮(しんちゅう)などがあります。それぞれの材質の特徴を見ていきましょう。

    ステンレス

    ステンレスはメンテナンスしやすく、さびにくい材質のため、扱いが簡単です。また、当材質のシェラカップの製品数が圧倒的に多く、比較的お手頃価格で入手できます。これらの特徴から、初心者でも導入しやすいと言えます。

    チタン

    この材質はとにかく軽く、強度がありますので、登山やハイキング、ソロキャンプなど、極力荷物を軽くしたい時などに重宝します。ただし、ステンレス製と比較すると高価になりますので、好みや使用するシーンに合わせて選択するのが良いでしょう。

    真鍮

    真鍮製のシェラカップ自体、製品数は少なく、希少性があります。また、この材質特有の使い込むほどに味が出る、アンティークのような経年変化を楽しめます。ただし、酸化による黒ずみや、緑青(ろくしょう)と呼ばれるさびが発生した場合には、メンテナンスが必要になります。この育てていく感覚を含めて楽しめるキャンパー向けかと思います。

    使い勝手が抜群

    続いて、金属製及び特有の形状から、どのような使い方ができるか見ていきましょう。

    食器として使う

    まずは、スタンダードな器としての使い方。茶碗としてだったり、料理を取り分けたり、小皿の役目として使う事ができます。小皿がいくつか必要な料理などでは、複数あると便利です。また、金属製のため、鍋や汁物といった熱い料理でも取り分けが可能です。

    筆者がキャンプ飯でやったタコス。様々なトッピングをシェラカップに小分けにすることで、見た目も良くなります。

    クッカーとして使う

    続いては、クッカーとしての使い方。実は、シェラカップは直接火にかける事も可能です。そのため、湯沸かしや炊飯、ソロの料理など幅広く楽しめます。そのほか、スープなどの汁物が冷めた場合でも、シェラカップごと温めなおせるのは嬉しいポイント。シェラカップのサイズも豊富なので、大きめのものを選択すれば、使い方の選択肢も広がります。

    この時はシェラカップを使用して、熱燗にチャレンジしてみました。手軽に温度調節もできるので、良かったです。

    計量カップとして使う

    シェラカップには、メモリ付きのものも販売されています。そのメモリを活用すれば、計量カップの代わりになるのが嬉しいところ。また、給湯量が指定されているようなインスタント食品(みそ汁など)の調理にも役立ちます。

    このメモリ付きがかなり便利です。ものによってもメモリの表記も違いますので、色々と見比べてみるのも面白いです。

    スタッキング(積み重ねてコンパクトに収納)できる

    複数所有していたらかさばりそうなシェラカップですが、似た形状のものが多く、重ねる順番を工夫すれば、簡単にスタッキングできます。また、スタッキング後にもポイントがあります。重ねるだけだと、持ち運びの際にシェラカップ同士がぶつかり、ガチャガチャと音がします。その場合は、収納ケースやスタッフサックなどに入れる事である程度解消されますので、試してみて下さい。持ち運びもスマートになるので、おすすめです。

    筆者はシェラカップを重ねてスタッフサックへ入れてます。カトラリーも一緒に入れられるので、これさえあればどこでも食事ができます。

    キャンプのインテリアにもなる

    使用しない場合は、テーブルやラックに吊るしておくだけでも、キャンプのインテリアとして成立します。また、手に届く場所に置いておけば、すぐに使用できるといったメリットもあります。

    取っ手の形状から、様々なところへ吊るす事ができます。デザインもシンプルなので、サイトの空間に溶け込みやすいのもポイントです。

    自分好みにプチカスタムできる

    シンプルな形状が良さでもあるシェラカップですが、ハンドルカバー取付けや、パラコードの編み込みなどで、ちょっとしたアレンジも可能です。また、アレンジすることで、例えばファミリーやグループでのキャンプにおいて、テーブル上に複数のシェラカップがあったとしても、すぐに区別することができます。コツさえ掴めば簡単にできるプチカスタム。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

    筆者のシェラカップハンドルカスタム。

    シェラカップの使い方・楽しみ方は無限大!

    シェラカップはシンプルですが、アイデア次第で様々な使い方ができるギアです。また、数ある製品の中から、お気に入りのシェラカップを集めるのも、楽しさの一つかもしれません。

    シェラカップを上手く扱えば、キャンプライフもより楽しめるのではないでしょうか。

    筆者も新たなシェカップを購入したくなりました。

    私が書きました!
    アウトドア愛好家
    たまぞう
    キャンプや釣りと言ったアウトドアが好きで、いつかは自然に囲まれて暮らすのが夢。最近、1歳半の娘もキャンプデビューを果たしたので、一緒に楽しみながらアウトドアの素晴らしさを伝えていきたいと思っている。

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