暖かいだけでなく、私たちに静かな時間と安らぎを与えてくれる「焚き火」。
自然に囲まれた環境でパチパチと音を立てて弾ける炎を眺めていると、なんだかとても落ち着くのはなぜでしょうか。
燦々と降り注ぐ太陽の日差しを浴びて思い思いの一日を過ごした後に訪れる静かな夜は、焚き火が最も美しい姿を魅せてくれるゴールデンタイムです。家族や友人と焚き火を囲みながら談笑したり、一人だからこそ味わえる贅沢なひと時を満喫したり、想像するだけで胸が高鳴ります。
そんな焚き火を楽しむ際、皆さんはどんな焚き火台を使用していますか?今回はソロキャンパーを中心に人気を集めているミニ焚き火台の使い方5選を紹介したいと思います。
ミニ焚き火台の使い方 5選
私が使用しているのは、SOTO(ソト)さんのミニ焚き火台テトラST-941です。組み立てて使うタイプなので、分解時には簡単にポケットに収まるほどコンパクトで薄いのが特徴で、持ち運びがとても簡単です。
1. 定番の網焼きBBQスタイル
まずは定番BBQスタイルから紹介します。
ミニ焚き火台の上に小さなサイズのバーベキュー網を乗せてお好みの食材を焼きましょう。ひとりだからこそ新鮮な食材を少しずつ調理して、アツアツのうちに食べるのは究極の贅沢です。
2. 串刺しにした野菜やお肉をグリル
焚き火台の縁にあるくぼみ部分を利用すれば、串刺しにした野菜やお肉も最大2本まで同時にグリルすることが可能です。野菜を焼く際は、カットしたものをオイルでコーティングしてから焼くと、野菜が持つ水分を程よく閉じ込めて瑞々しい状態が楽しめます。
3. アルミホイルで包んだ食材を蒸し焼きに
野菜や魚などの食材を調味料と合わせてアルミホイルに包むだけなのにホクホクで美味しい料理が出来上がる、ホイル焼き。焚き火台の上に網を置いて、その上で調理すれば安定性もしっかりと確保しながら調理することが可能です。
また、網が手元に無い場合は2本の金属串をX状に渡して使うのも良いでしょう。春は山菜、夏はトマトなどの夏野菜、秋にはキノコ、そして冬はタラなど、季節ごとに自然の恵みを堪能するのも良いですね。
4. ダンボールと網があれば燻製も楽しめる
燻製チップを入れた小さめのアルミ皿を焚き火台の上に乗せて、そこに網を付けたダンボールを被せれば燻製を作ることも可能です。
ダンボールに網を付ける際は、適当な高さの四つ角に各2本の切り込みを入れて中へ押し込むとしっかりと網を安定して乗せることが可能です。
持っている網が小さい場合は、切り込みの大きさを少し大きめにして中へ折り込む部分を大きくとると使いやすいでしょう。また、角に空けた穴はガムテープなどで塞ぐと、煙が外へ漏れないため上手に具材を燻すことが出来ます。
燻製にするオススメの具材は、定番のチーズやウインナーはもちろん、たくあんや卵、そして木綿豆腐なども美味しく出来あがります。
5. 紙袋さえあればベーコンエッグが作れる
最後は紙袋を使って調理する意外な方法です。
紙袋の底にベーコンを敷き詰めて卵を割り入れたら、焚き火台の上に吊るしましょう。この時、紙袋が直接火に触れないように炙るのがポイントです。ミニ焚き火台で作る場合は、小さめの袋を使ったほうが上手に調理出来るので参考にして下さい。
大人になった今だからこそ楽しむ「焚き火の世界」
いかがでしたか?今回はソロキャンプや登山に便利なミニ焚き火台の使い方を5つ紹介しました。自然の中だからこそ楽しめる「焚き火」は、アウトドアが持つ魅力を一層高めてくれます。
大人になった今だからこそ改めて味わう焚き火は、また格別です。これからの季節は暖をとる目的ではなく、観賞用として小さな焚き火台を購入するのも良いでしょう。
コンパクトだからこそ様々な環境で気軽に使用できるミニ焚き火台、是非色々な使い方を試して「焚き火の世界」を満喫しましょう。