株式会社ブッシュクラフトから、昨年50周年を迎えたイタリアの斧メーカー・PRANDI(プランディ)の新作アイテムが発売された。シンプルで洗練されたデザインは愛用者も多く、焚き火を囲むこれからの季節をかっこよく演出してくれるだろう。
キャンプシーンに用いられることの多い小型の手斧
一般的に斧と呼ばれるものには、ハチェットとアックスの2種類があり、携行性にも優れた小型の手斧をハチェットと呼ぶ。
ハチェットの柄は比較的短めで、キャンプでは太めの薪を縦に割って細くしたり、枝を払ったりするのに重宝するアイテムだ。
一方、全長50㎝を超え、両手で振り下ろすサイズ感の斧はアックスと呼ばれ、木を切り倒したり、薪を切り出したりするのに使われる。
50周年モデル!カーボンプリントのヤンキー ハチェット
プランディのハチェットには、刃の形状別に3つのタイプ(キャンピングハチェット、ヤンキーハチェット、ジャーマンハチェット)がある。
今回発売された限定モデル「ヤンキーハチェット600 カーボンリミテッドエディションブラックハンドル」は、カーボン調のプリントが目を引くアイテムだ。
直線的な刃なので枝払いがしやすく、600gとヘッドの重さは長時間使用しても疲れにくい、基本の1本とも言えるサイズ感である。
ゆるやかなカーブのアッシュ材は、日本人の手にも馴染みやすいことで定評があり、四角いヘッドはハンマーとしても使うことができる。
銀杏の葉型のヘッド、ジャーマンタイプの2サイズが新登場
限定モデル以外では、銀杏の葉のような刃が特徴的なジャーマンタイプハチェットが登場。
通常使いの600gヘッドのアイテムと、片手斧としては重めの1000gヘッドのアイテムを取り揃え、特に重みのあるジャーマンタイプハチェット1000は、片手斧ながら重量を活かした使い方が可能だ。
プランディの斧は、ヘッド表面の仕上げによって鋳造の風合いを残した「トラディショナル」と表面を磨き上げた(もしくはメッキ仕上げ)「クラシック」の2種類の呼び名に別れている。
今回のジャーマンタイプハチェットは、どちらのサイズも鋳造の風合いを生かしたトラディショナル仕上げとなっている。
600と1000、どちらのサイズのハチェットも別売りの専用レザーカバーを装着可能。ハチェット付属のラバーカバーよりも一段グレードアップさせたい方は、カバーも合わせて購入することをおすすめする。
砥石や交換用ハンドルも販売スタート
斧や鎌などのような大型の刃物を研ぐときに使用する、専用の砥石(シャーニングストーン)の販売も開始。刃物を固定し、砥石を水につけながら回すように動かしながら刃を研ぎ上げる。
交換用のハンドルは、先行アイテムも含めて全7種類の取り扱いを開始。5種類のハチェットと3種類のアックスについて、ハンドルの交換が可能になった。
もともと丈夫な素材ではあるが、アウトドアで長く使うものなのでアクシデントは付き物。
刃は研ぎ、万が一のときにもハンドルを交換して長く使えるプランディのハチェットは、キャンプライフとともに、より味わい深いものになっていくだろう。
商品概要
YANKEE(ヤンキー)ハチェット600 カーボンリミテッドエディション ブラックハンドル 限定版
価格:¥16,200+税
サイズ:長さ38.5×刃頭長14.0×刃頭厚2.7〜8.0㎝
斧刃部分:約600g
総重量:約890g
ジャーマンタイプハチェット600 トラディショナル アッシュハンドル
価格:¥10,800+税
サイズ:長さ約38.5×刃頭長15.0×刃頭厚3.0〜10.2㎝
総重量:約830g
ジャーマンタイプハチェット1000 トラディショナル アッシュハンドル
価格:¥12,800+税
サイズ:長さ42.0×刃頭長17.0×刃頭厚3.2〜12.2㎝
総重量:約1150g
シャープニングストーン
価格:¥5,600+税
サイズ:12.3×3.9×2.0㎝
総重量:約230g
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