とってもタフで低価格!ブッシュクラフト入門におすすめのナイフ
キャンプで使用するナイフのブランドとして、もはや定番のモーラナイフ。
そのなかでも、ブッシュクラフトの入門用としておすすめしたいナイフがあります。
コンパニオン ヘビーデューティー ステンレスです。
すぐれた耐久性を意味する「ヘビーデューティー」の名の通り、ノーマルのコンパニオンを上回るタフさが持ち味。
価格は2860円と非常にお手頃です。そしてもちろん、これだけではありません。
シンプルな作りでありながら、ブッシュクラフトで輝く魅力に満ちたナイフなのです。
サビに強くメンテナンスが簡単なステンレスモデル
ブッシュクラフト入門用として、このナイフをおすすめする大きな理由。それはブレード(刃)にステンレススチールを使用していることです。
モーラナイフの製品には、ブレードにカーボンスチール(炭素鋼)を使用しているモデルと、ステンレススチールを使用しているモデルがあります。
それぞれの特徴を簡単に挙げると、カーボンスチールは切れ味がすぐれているのに対し、ステンレススチールはサビに強くメンテナンスが簡単です。
ナイフのメンテナンスに慣れていない方、またはメンテナンスに気を使いたくない方には、ステンレススチールのモデルを強くおすすめします。
バトニングに耐えるタフなブレード
バトニングとは、ブッシュクラフトのなかで用いられるスキルの1つ。ナイフの背を木の棒でゴンゴンと叩き、太い木を割るというものです。
ブレードに大きな負荷がかかるため、華奢(きゃしゃ)なナイフでこれを行なうのはタブーとされています。
しかし厚さ3.2mmのブレードを持つコンパニオン ヘビーデューティー ステンレスなら問題なし。
じつはこのナイフ、モーラナイフのラインアップのなかで、もっともブレードが厚いモデルの1つなのです。
しっかり握れる太いハンドル
ノーマルのコンパニオンより太いハンドル(持ち手)を備えていることも、無視できない特徴です。
太いハンドルは革手袋を装着した状態でも持ちやすく、確実にホールドできるというメリットがあります。
そしてハンドルの素材には、グリップ力にすぐれるラバーを採用。手に吸いつくような感触があり、握り心地はきわめて良好です。
ちなみに、黒い部分とオレンジ色の部分は、別の素材が使用されています。単に色を塗り分けているだけではありません。
理想的な重量バランス
ナイフの使用感に大きく影響するのが、重量バランスです。
コンパニオン ヘビーデューティー ステンレスは、ハンドルを握った手の人差し指の位置に重心があります。この重量バランスは理想的です。
なにしろ人差し指はもっとも精密に動かせる指。握りやすいハンドルと相まって、まるで自分の手の一部になったかのような一体感があります。
これは実際に手に取って初めてわかる、コンパニオン ヘビーデューティー ステンレスの素晴らしさです。
バトニングのような大胆な使い方から、フォークやスプーンを作るような繊細な作業までこなせます。
オピネルとの2本持ちで弱点なし!
モーラナイフのほかにも、キャンプにおいて大定番のナイフブランドがあります。それがオピネルです。
これからブッシュクラフトをやってみたいという方、かつモーラナイフのコンパニオン ヘビーデューティー ステンレスの購入を検討している方。
そういった方には、オピネルのナイフとあわせて2本所有することをおすすめします。
コンパニオン ヘビーデューティー ステンレスでは不都合が生じる場面で、オピネルのナイフがカバーしてくれるからです。
その不都合が生じる場面の1つとして、料理があります。ブレードが厚いナイフは食材への食い込みが悪いうえに、ハードな使い方をしたあとは切れ味が落ちます。
そしてブッシュクラフトと料理の両方を1本のナイフに兼任させるのは、衛生面においていささか不安です。
ナイフはそれぞれに適したシーンのなかで本領を発揮するもの。
料理やちょっとした作業用にオピネルのナイフを。
ブッシュクラフト用にコンパニオン ヘビーデューティー ステンレスを。
このように使い分けることで、不満やストレスを感じることなく楽しめるはずです。
モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー ステンレス
全長:22.4cm
ブレード長さ:10.4cm
ブレード厚さ:3.2mm
重量:104g
ハンドル素材:ラバー
ブレード素材:ステンレス
価格:2860円