ナイフにプラスして手斧があるとキャンプが快適になるよ
「みなさん、こんにちは、かほなんです。キャンプに行くとき、みなさんはどんな刃物を持っていきますか?きっと「ナイフ」っていう人が多いですよね。もちろんナイフ1本で、いろいろなことはできますが、今回は、ナイフにプラスすることで、薪割りがもっともっと快適になるハチェット(手斧)を紹介します」
かほなんが最近買ったというハチェットは、ハスクバーナの『ハチェットヤンキー700g』というモデル。これはキャンプ用に開発されたもので、持ち運びがしやすく、テントサイトで使いやすいサイズ感に作られているそうだ。ヘッドの重量が700gで、総重量は1070g。さて、どんな特徴があるのだろう?
約6000円で買えるお手頃価格も魅力
「私が使っているヤンキーは、ハスクバーナの比較的新しい製品です。値段も6000円くらいと買いやすいですね。工場で量産されているため供給が安定していて、欲しいなと思ったときに、すぐに買えるのが魅力です。職人さんが作る2万円近いハチェットもいいですが、品薄だったり、使うのに躊躇しちゃったり。このぐらいの価格で、しかも北欧の有名ブランド(これはドイツ製だそうです)のハチェット。ガシガシ使えますね!」
デザイン的にもスタイリッシュで、なにより『Husqvarna』のロゴがかっこいい。ハスクバーナはスウェーデンの企業で、チェンソーや芝刈り機ほか、モーターサイクルのメーカーとしても知られている。330年以上もの歴史があり、60か国以上で林業のプロたちに愛用されているそうだ。これは所有感をそそる。
ハチェットで薪を割るメリットは?
「ハチェットの用途は、第一に薪割りです。ヘッドに適度な重量感があり、刃も普通のナイフよりかなり厚みがあるので、スピーディーに薪を割ることができます。ナイフでも薪は割れますが、ヘッドの重さを利用するから力もいらないし、1回でスパンッと割れるので、たくさんの薪を割るときに便利です」
普段は、ナイフで薪割りをすることが多い印象のかほなん。この日は、ハチェットを使った薪割りを見せてくれた。
「ハチェットは、右利きの場合、右手を前にして両手でグリップを握ります。頭ぐらいの位置に振りかぶって、上からまっすぐ一気に落とす感じで。じゃ、いきま~す。簡単にスパッと割れますね。う~ん気持ちいい。これ、節も関係なく割れるから、広葉樹の薪でもいけますね」
勢いよくハチェットを振りおろし、次々薪を割っていくかほなん。お見事です。続いて、ほかの使い方を紹介してくれた。
ハチェットでフェザースティックもスイスイと
「このハチェットは、グリップが持ちやすいので、刃に近いところを持てば簡単にフェザースティックも作れます。スッ!スッ!とナイフみたいにフェザーを作れます。しばらく使っていて、切れが悪くなったなって感じたら砥石で研げば、また切れ味が復活します。ほかにも、薪が小さくなってきたら、刃先だけ薪に軽く刺してバトニングのようにヘッドを叩いて使うこともできます。また、このヘッドはハンマー型という形状なので、刃のない方でペグを打つこともできます。便利ですね」
硬い広葉樹の薪をナイフでバトニングして割っていると疲れてしまう。そう感じたら、ハチェットの導入を考えてみよう。きっと薪割りが楽になり、焚き火を楽しむことに集中できるだろう。
じつは、かほなん、このハチェットと一緒に『アックス』という長い斧も買ったという。こちらについても近々紹介してもらうのでお楽しみに。
【商品情報】
ハスクバーナ/ハチェットヤンキー700g
価格:5940円~
長さ:35cm
ヘッド重量:700g
総重量:1070g
ヘッド:型押し鍛造鋼
ハンドル:ヒッコリー
付属品:エッジカバー(皮革製)
製造国:ドイツ
販売元:ハスクバーナ・ゼノア https://www.husqvarna.com/jp/
構成/山本修二