厚みがあるマットほど寝心地がよいのは当たり前。だけど、小さなバルブに口を付けて息を吹き込むのには想像以上に体力を使い、次第に酸欠状態になって頭もクラクラ……。
だが「ネオエアーキャンパーSV」につけられた“スピードバルブ”ならば、問題は解決しそう。これはマットに太い筒状の空気の出し入れ口を設け、簡単に膨らませられるモデルなのだ。
早速、荒川上流のキャンプ地でテスト。スピードバルブを開き、息を吹き込む。しかし膨らんでいく感じがしない……。
いやいや、そうではなかった。何度か繰り返していくと、少しずつマットが大きくなっていく。あまりに簡単に空気が入るため、手ごたえがなかっただけなのだ。
初回は膨らませるまでに30回前後。だが慣れればその半分でも十分だ。パンパンにするには最後に通常の小型バルブでわずかに息を吹き込む必要はあるが、じつにラクなのであった。