焚き火をしていると、火力の調整をするために、上に載せている鍋やフライパン、網などを一時的にどこかに置きたくなるこがある。2人以上いれば、だれかに持ってもらえるが、ソロのときはそうもいかない。傾いた地面や不安定な石の上に置いて、大切な食事をこぼしてしまうこともある(1人であるからこそ、そのときの悲しみは深い)。荷物の運び手が自分しかいないソロキャンプでは装備を厳選しなければならないが、焚き火脇のローテーブルは、ソロキャンパーこそが持つべき道具ではなかろうか。
当然、そのときのローテーブルは焚き火でチンチンに熱せられた鍋やフライパンを置けるものでなければならない。ハイマウントから登場した「メッシュテーブル」はその最適なものといえる。鉄製で熱に強く、耐荷重が20kgなので、重いダッチオーブンを載せてもOKだ。鉄なので軽いとはいえないが、天板がメッシュで脚も細いので、約3.3kgという重さに収まっている。メッシュの天板には、水洗いしやすい、汚れが目立たないというメリットもある。
持ち運びするときは、両側の脚をたたむだけ。側面にハンドルが付いていて、手提げカバンのように持つことができる。ゆえに収納袋は不要(付属していない)。設営も撤収も手間がかからず、すべてをひとりでやらなければいけないソロキャンパーにはこの点もありがたい。