ソロキャンプの必携アイテム
この「ニンジャタープ」の自由度の高さは圧倒的だ。30以上という設営バリエーションに加え、抜群の張りやすさも実現している。その秘密は、ふたつの独自構造。まずは、前後2辺にあるテンションスリーブ。これは、ドローコードによって、タープ本体を絞ることができるというもの。このおかげで、張り方の自由度が広がり、素早く設営することができる。そして外周にグルリと設けられた24か所のガイポイント。これによって、タープ同士の連結などもとても簡単。持ち寄って宴会テントにするもよし、ソロキャンプのシェルター的に使うもよし。なんだったらドームテントのように使うこともできてしまうという自由っぷりだ。
このページで紹介している以外にも、様々な使い方ができるはずだ。そこに必要なのは、使う人の創意工夫。このニンジャタープの最大の魅力は、持つ人の想像力を刺激して、様々なことを試してみたくなる、そんな自由さなのだ。
パーゴワークス/ニンジャタープ PaaGo WORKS/NINJA TARP
真ん中がやや内側にラウンドした、独自の手裏剣型シルエットも張りやすさの秘密。このページでは様々な張り方を紹介しているが、設営変更にかかった時間は1パターンにつき10分ほど。
サイズ/300×280㎝
重量/約470g
主素材/30Dシルナイロン
カラー/ウォームグレー
付属品/張り綱、スタッフバッグ
前後2辺のドローコードを調整することで、幕体を絞ることができる。
美しいウィングタープもあっという間に設営可能
単体で使ってもタープとしての大きさは十分すぎるほど。ドローコードで最後にテンションをかけることができるので、張った姿も美しい。
巻き込んでフロアを確保してシェルターに
底面横部分のトグルを連結させれば、巻き込んでフロアを作ることが可能。この構造のおかげで、シェルター的な使い方もできるのだ。
何枚だって連結できる拡張性の高さに驚愕!
ガイポイントはトグル付きなので、このように2枚を連結して設営するのも簡単。ひとり1張り持参すれば、広大なパーティースペースも。
テントポール流用でドーム型に設営できる
付属品ではないが、テントポールを使えば、ドーム型に張ることもできる。夏なら、もはやテント要らず。こいつだけでキャンプは事足りる。
テントと組み合わせて後付けフライシートに
張り方はほかにもいろいろ
シングルウォールテントの、後付けフライシートとして利用した状態。大きな前室は大人2人が寛ぐスペースとしても最適なのだ。フロント1ポールで低姿勢ウィングタープ
前後のコードを絞って庇を作り快適度アップ
ワンポールで前後を閉じ雨からもガッチリガード自転車がポール代わりツーリング用のテク
トグルを利用して前後を閉めたツェルト風!?前後のドローコードでトンネル型も可能に!
ワンポールで立ち上げるティピー的タープ使い星空ウォッチングに!フロント大開放張り
雨天時に効果的な庇が付いた前室!タープを斜め使いで大人2人が寛げる
作ったのはコノ人!
斎藤 徹さん
日本発信のアウトドアブランド「パーゴワークス」の代表。独創的なアイデアのバックパックなど、オンリーワンなアイテム作りが持ち味だ。タープ製作は初の試み。●パーゴワークス公式サイト https://www.paagoworks.com/product/ninja-tarp/