広範囲にわたって、皮を削る場合と、細かく削る作業では、ナイフの使い方は大きく異なることを覚えておきたい。慣れるまで、とにかく反復作業することも大事だ。
①広い範囲を削る
刃の大部分を使って「ズラし切り」
ブレードの大部分を使うことを意識して、刃先に向かってズラしながら削っていく。この際、手首は返さずに固定。ナイフの先端が自分の手を追い越さないよう注意する。
②細かく削る
親指の「押し出し」でコントロール!
細かく枝などを削る場合には、両手の親指を使って刃先をコントロールする。左手親指で真っ直ぐ押し出し、刃先を前に進め、右手親指は刃先が暴れないように抑えを効かす。
◎監修/荒井裕介 ◎イラスト/西田真魚 ◎構成/櫻井 卓