来年もソロ&デュオ向けのキャンプギアが人気の模様
アウトドアメーカー各社が、来年の新作アイテムを続々と発表しています。ここ最近はスタイルの細分化でトレンドが薄れてきているように感じますが、依然として多いのはソロキャンパーやデュオキャンパー(2名のキャンプスタイル)向けの小〜中規模のテントやタープ。
今回は先日に行われた総合アウトドアメーカー・WHOLE EARTH(ホールアース)の展示会の模様を紹介します。
注目はコンパクトな2ルームテント
まず紹介するのは、ソロ・デュオ向けのコンパクトな2ルームテント「EARTH TRIPPER(アーストリッパー)」。同ブランドはファミリー向けのテントが多いですが、来年は少人数向けのものも発売し、トレンドをつかむ方向でラインナップを拡充するそうです。
テントの高さは最大地点が約140cmで、ソロテントほど低すぎずファミリーテントほど高くない塩梅。寝室とリビングがほぼ同じくらいの広さがポイントです。
フロントパネルの上にご注目。デイジーチェーンがテントに内蔵されています。わざわざチェーンを用意する必要がなく、ランタンやカラビナなどで小物を引っかけられます。引っかける数が多いとテントが変形するため注意が必要ですが、他のテントでは見られないポイントです。
インナーテントの収容人数は最大2名。縦ではなく横で寝るのが特徴。2名用のダブルシュラフを入れてちょうどいいので、ゆったり使いたい場合はソロで使うのがいいかもしれません。
ソロ向けアイテムも本格投入
ソロ向けアイテムも充実。中でも注目は「EARTH MINIMALIST TARP(アース・ミニマリスト・タープ)」というスクエアタープ。20Dナイロンを使用して軽量化し、長さ約330cmとソロテントを入れてカンガルースタイルにすることもできます。
ポイントは付属のポール。「実は工場でとても嫌がられました(笑)」と担当者から苦労話がでたこちらは、8分割して折りたたむことができ、収納すると長さ約20cmととても短くできます。バックパッカーやツーリングキャンプなどで活躍しそうです。
シェラカップに乗せて調理ができるWOOD LID(ウッドリッド)も登場。竹集材を採用して耐久性とツヤを両立し、溝をつけることでしっかりと封をすることができます。実際にはめてみると……。
ご覧のとおり、ピッタリとはまります。最近はシェラカップで調理するキャンパーが増えているので、このような小物があると料理の幅が広がってより楽しくなりそうですね。
最後に紹介するのは、キャンプでも家でも使えるファニチャー。こちらはホールアースの定番リラックスチェア「マーメイド・チェア」の第2弾として登場する「CLAM CHAIR(クラム・チェア)」。二枚貝(クラム)のようなデザインから名付けられ、肘掛けをつけてより楽な姿勢で過ごせるようになっています。キルティング生地でクッション性も増し、従来品より座面高を少し上げているのも特徴です。
このほかにも多くの製品が発表されていました。本格的な発売は来年の3月より順次スタートするとのことなので、それまで楽しみにして待っていましょう!
※今回紹介したアイテムは生産前のため、多少仕様が異なる可能性があります。
ホールアースの公式ホームページはこちら
https://www.whole-earth.net
構成・取材/小川迪裕