連載【漕いで、釣って、食べて】
カヤックフィッシング奮闘記Vol.36
少し前に『キスの泳がせ釣りでヒラメを狙った』が、そのときは、そもそもエサのキスが釣れないというまさかの展開に泣いた。しかしあれから少し暖かくなり、キスも釣れだしたとの情報を得たため、再びチャレンジしてみることにした。
そして5月22日、この日は午後から南風が強くなる予報だったため、少しでも長く釣りをするため日の出と共に出船。冬の朝は寒かったが、この季節になると早朝でも心地いい。まずは、森戸海岸の沖でキスを狙う。今度こそ頼むぞ。
すると、ほどなくビクビクというアタリが。これは幸先がいいとリールを巻くと、あがってきたのはまたメゴチ。君ではないのだよ、君では。仕方ないので、とりあえずメゴチをもう1本の泳がせ釣り用の竿に付けて投入。ロッドホルダーに固定したら、もう1本の竿でキス釣りを続ける。
その後、しばらくメゴチの猛攻に合うが、キスもちらほら釣れだした。沼野さんにもキスがかかったらしく、少し離れたところで同じく泳がせ釣りをはじめる。私もメゴチからキスに代え、大物を狙いつつ、エサとなるキス釣りに精を出す。