ジョンミューア・トレイル(以下JMT)顛末記、2回目です。
何とか許可証の目処がつき、ようやくJMTへむけ出発。今回のギリギリ行程は、飛行機が着いたサンフランシスコから始まりました。
友人のテッド宅に泊めてもらうことになりましたが、到着日を含めて、3日目には歩きださなければいけないちょっと無謀な計画……。
テッドの家は、JMTの入り口で今回の出発点であるソノーラ・パスまで車で約1時間ほどの町にあります。
噂通り、カリフォルニアの干ばつは酷く、家の前の湖の貯水率は13%。湖底の大部分が露出している状態。
テッドの庭にある鳥用の水飲み場に、毎日30羽以上のハミングバードが集まってくるのも納得です。
2日目は町に出て、ドタバタと旅の準備。食料を買いそろえ、釣りのライセンスに携帯電話、食事用の燃料を補給し、さらにその先の食料を郵送、そしてこれらのパッキングetc.。
めまぐるしく準備を整え、3日目の早朝にようやく出発!
先を急がねばならないバタバタ計画のため、ゆっくりテッドや奥さんのミホコさんと話せなかったのが本当に本当に残念です。
ソノーラ・パスに行く途中、スタニスラウス・ナショナル・フォレスト・レンジャーセンターに寄り、無事に許可書を取得!
ようやくMtホイットニーまで歩ける目処がついたことに、心底ホットしました。
ソノーラ・パスは、3年前のパシフィック・クレスト・トレイル(以下PCT)で、いろいろな旅人と素敵な出会いがあり、そしてトレイルマジックで仲間のハイカー達と一緒にくつろいだ場所でした。
ヨセミテから続く美しい景色が続いていた事を思い出しちょっと感傷的な気分に。
残念ながら、今回は歩く時期が遅いこともあり、PCTスルーハイカーの姿もなく、平日だったこともありとても静かな場所に変わっていました。
懐かしさが込み上がりながらも、当初3日でトゥオルミーメドーまで行く計画を、全体の行程からゼロディ(全く歩かない休日)を2日削って、5日で歩かなければならないわけで。
当然ながら、感傷に浸っている時間の余裕などなく、直ぐに歩きださなければなりませんでした。