夕方少し前にアラスカ鉄道でデナリ国立公園駅に到着した僕は、翌朝発のワンダー・レイク行きのキャンパー・バスを待つため、公園入口にあるライリー・クリークのキャンプ場で一晩過ごすことにしました。
ちなみに、国立公園入口の周辺には宿泊施設はそれなりにありますが、国立公園内にはカンティシュナという場所にいくつかあるウィルダネス・ロッジを除いて宿泊施設は一切なく、国立公園内での宿泊はキャンプ場を予約してのキャンプか、バックカントリー・パーミットを取得して、指定されたエリアでのキャンプかという選択肢しかありません。
ライリー・クリークのキャンプ場は、車両用も合わせて大小150近くもサイトがある大きなキャンプ場です。クマや動物たちがテントに近づくのを避けるため、食糧や匂いのするものはすべてフードロッカーに収納し、テントの中には一切持ち込まないのが、アラスカのキャンプ場でのルールです。
ライリー・クリークのキャンプ場から北に1、2キロほど歩いた場所に土産物屋やレストランの集まっている一角があったので、そこのレストランで、アンカレジに引き続き、サーモン・ベイクとホワイトビールの夕食を。アラスカでは迷ったらとりあえずサーモンを注文すれば、ほぼ間違いなくおいしいと思います。これからしばらく続くキャンプ生活の前に英気を養いました。