牛若丸修行の地に繁る杉林の中を進む
叡山電鉄の終点、鞍馬駅からすぐの鞍馬山(標高569m)は、鞍馬天狗の伝説でも知られる修験の山で、若き牛若丸(後の源義経)ゆかりの地とされる。
山中に伽藍を構える鞍馬寺へは、山門そばの山門駅からケーブルカーの利用が便利。多宝塔駅から石畳を歩くと、本殿金堂に着く。
本殿金堂の横に、鞍馬山の山中を抜ける参道がある。途中の、木の根が露出した「木の根道」は圧巻。
鞍馬山の地表付近には硬い岩盤があるために地下深くに木が根を張れず、木の根道が生まれた。
その先は下り坂で、鬱蒼とした杉林を抜けると不動堂(上画像)、義経堂に着く。
源義経を祀る義経堂。義経の魂は討ち死にした平泉から鞍馬山に戻り、鎮まっているとされる。
この周辺で、牛若丸が天狗を相手に修行をしたという伝説がある。