1954年に創業。1956年、日本山岳会隊が初登頂に成功した、ヒマラヤ・マナスル峰(8,163m)遠征用に「キャラバン・シューズ」を開発。本隊ではアプローチシューズとして使われたが、このニュースで日本中に一大登山ブームが巻き起こり、登山靴といえば「キャラバン」という時代が続いた。当初の名前は山晴社で、1971年に「キャラバン」に社名を変更。その後、一度販売を終了するも、ユーザーからの要望を受け、2008年に新生キャラバンシューズ「C1」を発売。2014年には3代目「C1_02S」が誕生した。
「グランドキング」は1981年にスタート。国内初の登山経験者向けのトレッキングシューズブランドで、入門者向けに柔らかめのソールを使う「キャラバン」ブランドと棲み分けるために創設された。日本人の足を知り尽くした長年の経験則と、卓越した靴職人による製品作りは定評がある。アフターサービスも徹底しており、ソールの張り替えや修理などは自社内に設けたリペアルームを窓口にして対応が行なわれている。